僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

入院話 おっさん病棟

西日本は大雪です。
比良の麓の我が家、雪に埋もれております。
大雪、アル症、肝硬変、でも(空)元気です、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、ワガママ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

昨日をもちまして、3週間と少しの入院生活、終えてシャバに出てまいりました。
シャバの空気はうまい、と思いつつ、入院生活もそれなりにおもしろかったかな、と思っています。

僕が入院したのは、消化器科にお世話になっている患者のための病棟だったようです。
僕が入った病室は、男性の4人部屋、だいたい入院する人はふた通りに分けられるようです。

一つは僕のように、具体的な病名がはっきりしており、施療が必要な患者。
そしてもう一つは、病気の疑いがあり、2泊3日といった日程での検査入院の患者さんです。

で、中長期の患者も、僕のような肝臓疾患由来の病気か、大腸ポリープ切除のための入院のどちらかに分けられそうです。

何れにしても、50代後半から60代のおっさんという、家族からすれば一番めんどくせー連中です。

中長期入院組は、やがて互いに声を交わすようになります。
そのきっかけは大概は朝の挨拶ですね。

病院ですから、消灯は毎晩9時、そして起床は6時です。
しかし我々、おっさんですから、9時から6時までスヤスヤ、ということはないんですね。
当然、4時くらいからみなさんそれぞれのベッドでモソモソしだします。
そして病室の明かりがつけられると、ようやっと冬眠明けの虫のようにもぞもぞと顔を出してきます。

全員、1日中暇です。
ずーっと同じ空間にいながら知らん顔をするわけにもいきませんので、自然と朝の挨拶を交わすようになるんですね。

特に今回は、大雪と時期が被りましたので、
「そちらは雪はどうでした?」と言ったような、互いの家の状態を心配するような会話が交わされます。
そして互いに実は家がそれほど遠くなかったりすることを知り、話が広がっていくんですね。

今回僕は比較的、長期の滞在者であったこともあり、6、7人のおっさんたちと交流できました。
おっさん仲間の中では僕も若造の口ですので、色々と教えていただくといったスタンスでお話を聞かせていただきました。

やはり人というのは人恋しいものなんです。

僕も点滴スタンドから解放されている間は、病院の地下1階にあるコンビニに、用もないのに何度も足を運んでましたから。
別に何を買うわけではないですよ、食事の制限もありますし。
でも、人が多くいるところにいるというのが、なんとなく楽しいんです。

入院生活、自らの身体の状況が明らかになるだけではなく、
自らの人間性についても確認する機会だったんですね。

ほんまは人好きなくせして変に意地っ張り、そんな僕の性格が確認できました。
(もしかするとここにも僕の過度の飲酒の原因の一つがあったのかもしれません)

サァ大雪に負けずに、皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。