僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

昨年の今頃

飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、ちょっと反省・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


人間はつくづく厚かましい生き物です。



昨年の今頃、僕は、
入院していました。

肝硬変に伴う食道静脈瘤と初期胃がんの切除の手術のためでした。

幸いにもどちらの手術も開胸や開腹の必要はなく、
内視鏡の挿入による術式でやっていただきました。

通常はあり得ないことだと思いますが、
僕の仕事のスケジュールのために、
2種類の手術を2日間でこなしていただきました。


そのため、手術後ののどの負担が大きく、
1週間以上、点滴生活が続きました。


あの時は、重湯でええからなんか食べさせてくれぇ、と思い、
重湯が出されるようになると、
もう少し米粒を見せてくれぇ、と願い、
おかゆさんが出されるようになると、
普通の白ご飯かパンが食いてぇ、とわがまま全開になりました。


ホンマに人間っちゅう生き物は、厚かましいやつです。

しんどい時はほんの少しの望みしか持たんくせに、
いざ望みがかないだすと、
どんどん、要求(わがままとも言います)が加速されるんですね。


何でこんなことを書いてしまったかというと、

今、一つだけ不安で不満なことがあるんです。

その不安で不満なことのせいで、厚かましくも不幸を感じる瞬間があります。


ダメですよね、ホンマに。


吾、唯足るを知る、とまではいかないにしても、

断酒ライフに入門したことによって神様から2回目の人生を許され、

そして仕事もあり、
家族もおり、
仲間もいる、

結構、贅沢な生活してますよ、ホンマ。


出会いの不思議を感じます。

そして出会いの不思議を感じるのも、断酒ライフのおかげです。

ですのでいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。