僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

依存症の定義

飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、たまにはまじめに断酒ネタ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日のNIKKEI STYLE に、
依存症当事者コラムニスト、小田嶋隆さんを中心とした、
アルコール依存症をめぐる鼎談が掲載されていました。


その中でアル症の特徴として、

「一杯目は我慢できるが、ひとたび一杯飲んでしまうと、二杯目は絶対我慢できない」

ということが小田嶋さんから指摘されていましたが、

まさに納得に一言ですよね。


また小田嶋さんからは自身の体験も踏まえて、

飲み始めてしまうと酒の味わいや種類がどうでもよくなるのも、

アル症のリトマス試験紙になるかもと発言されていました。


こちらは多少、異見もありますが、
しかしアル症者が味わいよりもアルコール度数に束縛されるという点は納得でした。


やはり当事者の観点は説得力があります。

僕たちも負けずに自身の体験について語るべきですよね。


また全く異なる記事ですが、

スポーツ報知には、
三田佳子のこどもがまた覚せい剤で逮捕されたことについて脳科学者(?)の茂木なんちゃらが、

容疑者ではなく、
医療対象者として捉えるべきであると主張していました。


茂木なんちゃらの肩書はさておき、
こちらも卓見の可能性があります。


もちろん覚醒剤依存者が依存してしまった覚醒剤は、
私用はもちろん、所持ですら刑事罰の対象ですから、

合法的有害毒の酒とは異なるのですが、

覚醒剤の依存性の強烈さを想像すると、
容疑者であると同時に、
疾病の発症者でもあるんですよね。


僕たちは僕たちの病気の来歴について正直に語るべきです。

そしてそれと同時に、
病気と向き合っていることについても包み隠さず発言しましょう。


それは僕たちの未来のためでもありますが、


同時に僕たちの後輩を生み出さないためです。

誇りをもって生き続けるべきです。

僕はあほのADHDおやじですから、厚かましく主張していきます。


そのためにはしっかりといつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。