僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

昨晩、少し感動したこと

飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、ホンマに気まぐれ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日から僕の勤める大学の後期の授業が本格的に始まりました。

いつも学期のはじまりは疲れます。

もちろん簡単に言えば、
授業の休みによってブランクが空いたため、
心も体も緊張し、びっくりしているからでしょう。

そしてただ単にひさびさというだけではなく、
学生たちの前で大暴れができるという、はた迷惑なエキサイトも疲れに輪をかけていると思います。

特に僕は、はしゃいじゃいますね、人前では。

悪気はないだけにはた迷惑な目立ちたがり屋ですわ、ハイ、

スンマセン。


そんな授業1日目の前日、昨晩、
勝手に二つのことでちょびっと感動しました。


一つ目は、YouTubeで見た、あるバレーの舞台から受けた感想です。


バレー音楽としてよりもオーケストラのコンサートプログラムとして人気のある曲ですが、

たまにはバレーも見てみようと思いました。


ストーリーらしいものはほとんどありません。

とある民族の春の訪れを迎える儀式がテーマです。


2部から構成されていますが、後半はいけにえとしてささげられる少女の今際の舞踏が中心的な要素になります。

闇の中での少女たちの集まりの中で突然、いけにえの少女が指名され、
彼女は途方に暮れ、踊りの輪の中で立ちすくみます。

その演出が何とも切なく、ちょっと泣いてしまいました。


二つ目は、ピアノと歌の練習をしていた時のことです。

ちょっとあざとい受け狙いを考えまして、
となりのトトロ」の主題曲をレパートリーに入れてみようと、アレンジに挑戦していました。

で、歌詞を丁寧に読んでいたのですが、
こどもの時に一度だけ訪れる不思議な時間といった内容を読んだとき、

ふいに涙が少しだけ出てしまいました。


60前のうぜぇおっさんが歌う歌ではありませんが、
この不思議への入り口という切り口には少しやられました。


かましいのですが、
たとえじじぃになってもそのような不思議な体験へのワクワクは捨てたくないものだと思いました。


スンマセン、ホンマに厚かましく、ウザくて。


でもこのウザさは、人からどう思われようとも、大事にしたいっす。



ということでいつものように厚かましいついでに

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。