僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

飲酒歴40年、断酒歴3年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、3歩進んで2歩下がる・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕たちの生活に壁はつきものです。

この場合の壁とは、
物理的な室内空間の区切りとしての壁ではなく、

具体的であれ抽象的であれ、
何かに向かって前に進もうとするときに、
前方に立ちはだかる邪魔者、

あるいは具体的な邪魔者はないとしても、
自分の内側にある、
足踏みを無理強いするような何かのことです。


確実な前進を常に確認しなければ気が済まない人にとっては、
常に壁を意識することになるでしょう。


比較的スローペースで、しかもマイペースな進歩を楽しめる人にとっては、
壁の存在を常に意識することは少ないでしょう。


でもどんな人のどんな生き方にも、
壁はつきもののはずです。


幸いにして僕は経験せずに済みましたが、
断酒ライフ初心者にとっては、
入門後1年以内に訪れる再飲酒欲求の嵐が大きな壁となるようです。


最近、僕が感じている僕の壁は、
少しばかり贅沢かもしれませんが、
ピアノの腕といいますか、ミュージシャンとしての感性といいましょうか、
何か音楽に対する心構えの中に少し引っかかりを感じることが増えてきました。


具体的に告白しますと、
ピアニストとしてもヴォーカリストとしても、
僕の紡ぎだすサウンドや、
そのためのパフォーマンスが、
多くの人の面前に晒しだしてよいものかどうかという、
不安の壁にぶち当たっているようです。


ピアノを弾いている時に、
自分のプレイがパターン化していることに気づかされることが増えています。

声に関していえば、
ホンマに僕の声は、聴衆の皆さんに届いているのかという不安を時々感じます。

どちらもトレーニングをしっかりこなし、
本番でも緊張感を忘れずに取り組んでいけば、
おのずと解決する問題です。

ですから、しっかりとやるだけのことですが、

レーニング法に若干のマンネリを感じています。


少しばかりめんどくさいのですが、
たまにはクラシック曲をしっかりと練習することで、
耳と指に刺激を与えてあげるのもいいかもしれません。


でも俺、クラシック、下手やからなぁ。


めげずにいつものはた迷惑自己チュウポジティブ根性を発揮しましょう。


そしてそのためにもいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。