飲酒歴40年、断酒歴3年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。
本日もリスボンの、難問かもしれません・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
雨上がり何たら隊の宮迫と、
ロンドンブーツ1号2号の田村亮を中心とした、
お笑い芸人たちによる、
反社会勢力のクライアントに対する闇営業活動問題、
なんだか、よくわからない、
複雑なフェイズに突入しているようです。
僕は、宮迫が嘘をついていたことだけに注目し、
彼を非難してきましたが、
先週の宮迫と亮の、自力主催による記者会見から、
少し見方が変わってきました。
あの会見で見せた、宮迫と亮の涙は、
本物でしょう。
特に亮による、
謝罪会見を無理やり止めさせようとした吉本興業に対する抗議は、
心を打ちました。
もちろん、
吉本興業のご都合主義的隠蔽体質ゆえに、
芸人たちは潔白であったということはできません。
でも、ここのところ、
月曜日(だったっけ)の吉本興業社長による、
誠に見苦しい、グダグダの記者会見以降、
吉本批判の声があちらこちらから上がっているようです。
特に吉本興業のギャラの在り方に対して、
そのあまりの安さや、
ピンハネ率の高さに対して、
批判が上がっています。
僕はしかし、この芸人のギャラ問題に関しては、
吉本の肩をもつわけではありませんが、
世間の皆さんが大事なポイントを見逃しているような気がしています。
それは何かというと、
芸人のギャラの原資は、
出演を依頼してきた、イベントの主催者の財布であり、
その財布を主に支えているのは、
そのイベントにやってきた一般の客が払ったチケット代に外ならないという事実です。
はっきり言いましょう、
たとえ、プロを自称していても、
銭の取れない芸は、銭にならないのです。
僕は吉本の若手芸人による、
いわゆる販売促進イベントでの芸の披露を何回か見ました。
販促イベントですので、
芸人が自分の芸のためだけにハッチャけることは許されませんが、
しかし、ホンマにお客さんに喜んでもらうために、
できることをしているかと考えると、
多くの若手が、
手抜きとまではいわないまでも、
気の抜けたパフォーマンスでお茶を濁しているように思えました。
僕たち、アマチュアミュージシャンでも同じことでしょう。
ライブハウスに来てくれたお客さんに投げ銭チャージをいただけるだけの満足度を提供できたかどうか、
人前で演奏する以上は、
一定の覚悟は必要だと思っています。
芸術活動や芸能活動にあこがれる若者は多いことでしょう。
しかし、それらの表現活動を通して、経済的な対価を獲得することは、
決して簡単なことではありません。
まして、事務所契約をして、
営業や広報をおねがいする立場に立ったアーティストや芸人は、
常に自らを磨き続ける義務があります。
自称アーティストや自称芸人がどれだけ、厳しくおのれの芸を磨いているのか。
怠惰に過ごしている芸人のギャラが安いのは、当然のことです。
いつの時代でも、
そしてどのようなジャンルにおいても、
銭の取れる芸というのは難しいものです。
表現者のギャラの問題については、
ちょっとばかり、辛口の感想をもっています。
僕はもちろん、断酒ライフを継続しながら、芸の道も修業を怠らないようにします。
いつもの気合とともに。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。