僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

久しぶりの大きなステージ

飲酒歴40年、断酒歴3年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、芸人噺・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日(10月6日)は、

草津市立クレアホール主催のジャズコンサートに出演してきました。

今年からこのクレアホールさんとは縁ができまして、これで3回目の演奏です。

ただし、今日までの2回の演奏には、

ホールのロビーを会場に行われましたので、

少しばかりストリートライブの趣がありましたが、

今日は本会場ともいうべき大ホールのステージでの演奏でした。

 

出演バンドの半分は、

地元立命館大学びわこキャンパスの音楽サークルの学生たちを主体としたバンドで、

残りが草津を拠点の一つに活動している社会人のバンドです。

 

僕と相方のT君は、

どちらも草津市の住民でも、草津市内に勤務先があるわけでもありませんが、

草津市を本拠としてる社会人バンドのゲストということでの出演です。

 

いつもの僕たちは、最大でも20人も入れないライブハウスでの演奏でしたが、

今日は400名収容の大ホール、

PAも照明も専従のスタッフが担当してくれる、

まさに花舞台といってもいいようなステージでした。

 

今日の出演バンドの殆どがジャズオーケストラという大編成での演奏でしたので、

僕たちのように、たった二人、

しかも一人が歌を歌うという編成は逆に地味に目立ったようで、

それだけでもお客さんからの支持を得られたようです。

 

大きなステージはまさに華やいだハレの場なのですが、

しかしそれゆえの問題も浮かび上がりました。

 

少し専門的な話になりますが、

PAから客席に響く音も、その音をステージ側に聞かせる、いわゆる返しの音も、

ナチュラルリバーブを利かしたような、反響の強いサウンドになります。

大きな浴場で歌を歌うと誰でも名歌手になってしまうのと同じ理屈で、

このナチュラルリバーブの利いたサウンドは、

プレイヤーとお客さんを魅了すると同時に、

プレイヤーに上達したかのような誤解を与えてしまう要素があります。

 

普段とは違う大勢のお客さんの前で、

エコーの利いた気持のええ音で演奏する、

なかなかに気持ちの良い体験なのですが、

しかしそこに潜む罠には注意する必要がありそうです。

 

今日の僕たちは、最小編成の強みを生かして、

いつも以上に好き勝手な演奏を展開し、

大きな拍手をいただくことができました。

今後も、

華やかさはそれとして楽しみ、冷静に分析すべきところは冷静に判断する、

大人な楽しみ方を心がけていこうと思います。

 

ではいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。