僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

西武の撤退

飲酒歴40年、断酒歴3年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、たまには経済時評?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

経済ニュースといっても、それほど多くの人びとの暮らしに影響はないと思います。

何の話かというと、全国で5店舗の西武百貨店が近々、閉店するという話題です。

我が滋賀県、特に大津市民にとっては、結構、大きなニュースで、

西武大津店が来年の8月をもって閉鎖するとのこと。

たかが一百貨店の閉店に過ぎないのですが、

1970年代からバブルの崩壊寸前までの日本の消費文化に果たした西武グループの役割を考え、さらに大津西武店の湖国での位置づけを考えると、

意外に重要な話かもしれません。

 

僕にとって百貨店とはどういう場所かというと、

もちろん、日常的に消費活動を行う場所ではありません。

しかしそこに行けば、超一流とは言わないまでも、

ある程度の高級品が並べられている場所であり、

その時々の消費の最先端の一端を知ることができる場所でした。

また、単なる消費活動のみならず、

ある程度の商業性を伴った文化活動の拠点でもありました。

 

特に西武グループは、

西武百貨店のみならず、

かつてはPARCOという文化的アンテナスポットを展開し、

日本の消費文化の一部をけん引した功績があります。

 

僕は大津西武で買い物をすることはほとんどありませんでしたが、

例えば紳士用品売り場を覗くことで、

トラッド系の商品のトレンドを確認したり、

画廊を訪ねることで、いわゆる売れ線の作家の情報を確認したりしていました。

いわゆる日常使いの安売り店とは異なる、特別な意味をもっていたと思います。

 

かつてこの国の人口の中心を占めていたいわゆる中流階層は解体され、

多くが低所得者とは言えないまでも、贅沢な消費活動はおよそ許されない階層への転身を余儀なくされてしまいました。

うがった見方をすれば、これもこの国の堕落の一つの現われでしょう。

 

この国の経済や文化は持ち直すことができるのでしょうか。

 

僕は厚かましくもできる限り長生きをしてことの顛末を見守りたいですし、

とりあえず今は、若者たちにこの危機について語り続けていきます。

そしてそのためには元気でいる必要がありますので、いつもの気合。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。