僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

お嬢様ワールドに迷い込む

飲酒歴40年、断酒歴3年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、場違いを楽しむ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は久しぶりに何の予定もない日曜日、

どう過ごすべぇと考えまして、

音楽活動の相方、T君が参加する別のバンドのライブがあることを思い出し、

3時からということで、出かけました。

 

会場は、ライブハウスではなく、ごく普通の喫茶店

以前にも報告しました、来年8月に閉店してしまう、西武デパート大津店の近くです。

そこで、ライブを聴きに行く前に、大津西武をぶらつくことにしました。

 

やはり、まだ閉店まで半年以上あるとはいえ、

すでに撤退することが決まっている店内、

華やかさも活気も今一つでした。

 

西武大津店、6階に催事ホールがあり、

頻繁に展覧会や展示会が開かれてきましたが、

今日、開催されていたのは、

生け花の展示会でした。

 

僕は華道についてはほぼ完ぺきに門外漢ですが、

しかし、素材が花というだけで、アート作品として見ることができるだろうと思い、

入場しました。

 

感想。

おもしろかったです。

僕は恐ろしいまでの花の名前音痴ですので、

花の種類と生け方の関係については全く分かりませんが、

しかし、花と花器を素材とした立体造形、あるいはインスタレーションとしてみれば、

それぞれに工夫があり、興味深く楽しめました。

特に、花そのものよりも、花器とその用い方の多様性には感心しました。

 

ところでふと会場を見回してみますと、

僕以外に男性が殆どいません。

たまに男性がいたとしても、多分、華道を趣味として楽しんでいる奥様の付き添いか、

あるいは、奥様が華道教授をお勤めの方でしょう。

 

そして女性の6割くらいが、お上品な和服やお洋服をお召しになった妙齢のご婦人方でしたが、

若い女性もいらっしゃいました。

 

で、その若いおねぇ様方ですが、

たまたまかもしれませんが、全員が全員、ストレートのロングヘア―、

そしてお召しになってらっしゃるものも、

妙齢のご婦人方とはまた趣向が異なりますが、多分、高級そうなものばかり。

 

そうです、僕はこのガチャガチャした社会情勢の中では奇跡とも呼ぶべき、

お嬢様ワールドに迷い込んでしまったようです。

 

考えてみれば、華道の世界、多分、習い事の中でもコストのかかる一つでしょうね。

お稽古一回ごとに、高価な花を用意しなければなりませんし、

今日僕が見たような発表会のためには、

その都度、ある程度、値の張る器を求める必要があります。

そんなお花を楽しむ皆様方の世界にうっかり足を踏み込んでしまいましたが・・・

ま、たまにはいいでしょう。

これがホンマの華道の本丸、京都は池坊のお足もとであれば、

僕のようなガサツな俗物は即座に排除されたでしょうが、

京都と大津、少しばかり距離がありましたので、無事に展示会を楽しみ、

そして会場を無傷で?後にすることができました。

 

ちょっとした冒険でしたね、これも。

 

まだまだおもろいことがありそうです。ですので、いつものように。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。