僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

作詞の苦しみ?

飲酒歴40年、断酒歴3年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、産みの苦しみ?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今、3つ、宿題を抱えております。

1週間ほどで仕上げなければならない、論文の事ではありません。

3つといいましても、種別としては同一課題で、

素材が異なるだけです。

素材にはそれぞれ名前がついていますので、記します。

 

Waltz for Debby

Naima

Nardis

 

ワルツ・フォー・デビー

ネイマ(ナイ―マ)

ナルディス

 

ジャズに詳しい方はピンとくると思いますが、

どれもジャズマンが作曲したジャズ・オリジナルの名曲です。

 

これらを演奏レパートリーに加えるというのが課題の中身ではありません。

納得のいく演奏ができたかどうかは別にすると、

3曲とも何回もライブで演奏したことがあります。

 

僕に課された?課題というのは、

これら3曲にオリジナルの歌詞をつけ、

日本語によるヴォーカル・ナンバーとしてレパートリーに加えることです。

僕に課された課題という言い方は盛りまくりの嘘つきで、

僕が僕自身に勝手に、頼まれてもいないのに課した課題です。

 

ライブでジャズ・チューンに日本語の歌詞をつけて歌うと、

結構、みなさん、興味を持って聴いて下さいます。

これまで、「僕のワンノートサンバ」と「僕のお気に入り」の2曲を、

オリジナルのレパートリーとして取り入れ、

歌う度に受けがいいことに気を良くしています。

 

ワルツ・フォー・デビーについていえば、

構想を立ててからすでに1年以上、経過していますが、

全く完成していません。

ナイ―マについては、つい最近報告した通りで、

まだ思いついたばかりです。

ナルディスもまだ思い付きの段階です。

 

ナイ―マは、作曲者、コルトレーンの最初の奥さんの名前です。

ですので僕は勝手に、恋人と別れる時の、

自分の人生をリセットする際のちょっとした決意の心情を歌にしようと考えました。

 

僕が詩の背景として想定しているのは、

国際線の出発ロビーです。

つまり恋人と別れて新たな生活を外国でやり直すという設定です。

そして元の恋人のデータを手持ちの端末からは削除するけれど、

クラウドに残しておくことで、

完全に過去を否定するのではなく、

過去から学びつつ未来に向かってリセットしようという気持ちを表現しようと考えています。

 

と、このように、状況設定までは、わくわくと思いつくのですが・・・

どうもその後が上手く進みません。

どうしても状況を具体的に説明する言葉ばかりが浮かんできます。

しかし小説の書き出しではないので、

状況設定ばかりでは歌にはなりません。

 

ワルツフォーデビーも、状況設定はできているのですが、

情景を説明する言葉ばかりが浮かんできて、一向に詩になりません。

一応、学術論文を執筆するのが僕の仕事の中心ですので、

作文力はある程度はあると自負していますが、

学術文と文芸はもちろん、相当異なりますし、

詩はさらに特別でしょう。

そして歌おうというのですから、

野菜の皮むきもできない料理オンチが晩餐会のシェフに挑戦するようなものです。

 

しかし何とか、どれも近々、ライブで披露したいと考えています。

どの曲も長々と書くつもりはありません。

しかしだからこそ、短くてもきらっと光る言葉を探したいと気負ってしまいます。

苦手な感覚を研ぎ澄ますこと、

多分、N知症防止にもいいと思います。

無理します、ハイ。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。