飲酒歴40年、断酒歴4年、不良初期高齢者、リスボン、61歳。
本日もリスボンの、体力確認・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今日は土曜日でしたが、入試業務がありましたので、大学に行きました。
僕に割り当てられた業務は3時半くらいには終了しましたので、
自分の研究室に戻り、少しピアノの練習をした後、
何となく音楽を聴いていたら、
20分ほどかなり深く居眠ってしまいました。
何でそんなに疲れたのか、
昨日から今日にかけての仕事の流れを振り返ってみます。
昨日の夕刻ですが、
少しばかり内容の濃いヘビーな打ち合わせを2時間半ほど行いました。
大学で行われるミーティングはほとんどの場合、
無慈悲な徒労感に襲われるむなしいものが多いのですが、
昨日の会議は、非常に生産的に進めることができ、充実した時間が持てました。
今朝はなぜか5時に目覚めてしまいましたので、
5時半から1時間ほどピアノの練習をしました。
今日の入試の打ち合わせミーティングが9時30分から、
そして10時過ぎから僕の割り当ての入試業務、
留学生入学試験の面接担当官の仕事を、
途中、昼食休憩をはさんで、全部で9名、行いました。
その後、他の面接担当官との採点調整を行い、3時半になりました。
特に肉体的にしんどい作業をしたわけではありません。
採点調整も比較的、すんなり完了しています。
面接そのものも、留学生対象とはいえ、日本語で行いますので、
異言語コミュニケーションによる疲労もありませんでした。
しかし先ほども書きましたように、面接終了後、
たっぷりと居眠りをしてしまいました。
やっぱり面接諮問という業務がそれなりの疲労をもたらす作業だったのでしょうか。
昔は1日に40名くらいの入試面接を行ったこともあります。
もちろん、個々の入試によって、採点目標等は異なりますので、
単純な比較はできません。
しかし今回の僕の疲れ方の原因については、
二つの予想が考えられそうです。
一つ目。
単純に加齢による知的作業に対する業務限界閾値の低下。
じじぃになったので、若者と真剣に話をしているだけで、
疲れやすくなってしまったのです。
間違いなく、これは当たってます。
やっぱり脳みそ体力が落ちているのです。
二つ目の予想。
加齢により経験値が高まったので、
受験生の反応からより多くの情報を導き出すことができるようになり、
その充実した情報処理に対して体力を使うようになったこと。
若いころは、若さゆえに素早く思い切った判断ができるのですが、
しかしそれは判断の瞬時性のために、
より慎重な吟味を犠牲にしていた可能性がありました。
歳を取ったことにより、情報処理の際に吟味する仮説の分岐が増え、
情報分析ならびに判断に時間とエネルギーをかけるようになりました。
その結果、疲れやすくなったのではないでしょうか。
多分、両方の予想とも、当たっていると思います。
そして疲れやすくなったということをただ単純にマイナスの事と考えるより、
自分自身の持っている人間としての資産をより活用できるようになったと考えると、
加齢による能率の低下も必ずしも悪い事とは言えないでしょう。
そしてもう一つ、
僕たち、断酒ライフ実践者は、
断酒ライフによって明晰な頭脳の使い方を回復しました。
つまり断酒ライフによって、より充実した脳みその使い方が実践できるようになり、
ご機嫌さんの疲労を味わうことができるようになったとも考えられます。
やっぱり、断酒ライフ、万歳です。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。