僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

豪華客船という拷問

飲酒歴40年、断酒歴4年、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、とんでもない災難かも?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

まさか新型コロナウィルスの問題、こんな大問題になるとは予想していませんでした。

最初は、中国の、

それも武漢という、正直、あまり知らない町での出来事だと思っていました。

まず最初に、武漢が結構、大きな町で、しかも産業都市であり、

日本の経済とも深いかかわりのある都市であることを知り、

全くの対岸の火事ではなくなり始めました。

日本で最初に確認された感染者も、何らかの形で武漢に縁がある人で、

この点でも対岸の火事度が高かったのですが、

徐々に武漢とは直接縁がない人からも感染者が確認されるようになり、

このウィルスの、

無症状感染者による感染拡大という恐ろしい性質が明らかになるにつれ、

まさに対岸の火事ではなくなり始めました。

 

僕はマスクは着用してはいませんが、

アルコール消毒液が提供されているところでは、

なるべく利用するようにし、

また、帰宅時の手洗いも励行するようになりました。

 

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そんな中で、ダイアモンド・プリンセス号の事態が、

ワイドショーをはじめとするマスコミで注目を集めるようになりました。 

現在、船内に留め置かれている人びとは、

自室での軟禁状態を余儀なくされているそうで、

精神的に相当、厳しい状況に置かれていることは想像に難くありません。

はじめは、豪華客船の利用客ということで、

貧乏人のひがみ根性からくるやっかみから、あまり関心はなかったのですが、

考えてみれば、いわば一生に一度の贅沢のためになけなしのお金をはたいた方も少なくはないでしょうし、

僕もあちら側にいた可能性が全くなかったかといえば、

そうとは言い切れません。

 

なんぼ豪華客船とはいえ、

船内の施設の利用が禁じられ、自室に閉じ込められているということは、

入院よりも厳しい状態でしょうね。

入院の場合、症状が重い状態では、

退屈だとか、精神的にしんどいなどとは言ってられません。

病状の回復に応じて、多少の行動の自由も行使することができますし、

何よりも早く回復して家に帰るという大きな心の支えがあります。

 

でも今、ダイアモンド・プリンセスの船内の、

それも窓のない船内居室にいらっしゃる皆さんは、しんどいでしょうね。

軟禁状態といえば、まだましな状態のようにも聞こえますが、

拘禁状態と考えれば、これは人権問題ともいえます。

僕の所属している学会では、

精神障害者に対する強制入院という拘禁処置の問題が大きなテーマになることもありますが、

そのこととも通じる問題もありそうです。

 

今はとりあえず、できる限りの自衛手段を取り、

そしてウィルス感染流行の沈潜化を願うのみです。

 

感染を自衛し、そして断酒ライフを継続することで元気を維持しましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。