僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

SLIP は相当、恐ろしいそうです

飲酒歴40年、断酒歴4年、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、いろんな人から教わりましょう・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

SLIP Sobriety Loses Its Priority

ちょっと堅苦しく訳せば、「謹厳さの優先順位が下がる」、

要は、断酒ライフにおいて最も大事な、

断酒という謹厳な行いがおろそかになってしまう、つまりは再飲酒の事です。

 

僕はとてもラッキーなことに、入門後、スリップを経験していません。

優等生ぶるんではなく、ホンマにラッキーやったと思います。

 

今日、スリップした経験について書いてくれていたブログをいくつか読みました。

とても印象に残ったのは、

スリップ後の飲酒は、それ以前の問題飲酒よりも、

飲酒量や飲酒のスピード、そして飲酒後の記憶の失い方等が、

はるかに上回る、つまり、確実に悪質化の度合いが高まるということでした。

映画、「酔いがさめたら家に帰ろう」でも、

断酒中の主人公が、

寿司屋で何となく口にした奈良漬けをきっかけに、

スリップしてしまうシーンがありました。

 

僕がもしもスリップしたらどうなるんだろう。

想像するのも怖いです、正直。

 

そしてスリップ後の断酒ライフの再開は最初の断酒よりもはるかにつらいそうです。

 

やはり薬物使用障害は、恐ろしい病です。

僕たちはこの病気と一生、付き合わなければなりません。

だからこそ、明るく付き合いましょう、ご機嫌さんで。

 

断酒ライフに入門が許され、

そして断酒ライフの継続が許されているのであれば、

僕たちは幸せなヤツらです。

断酒ライフの豊かさを、身をもって毎日、確認できているからです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。