僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

山道で20年を振り返る

飲酒歴40年、断酒歴4年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、人生振り返り・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日から働き方改革の履行のために?

5日間の有給休暇?を取り、ぼやっと過ごすことにしてます。

 

今日のぼやっとぶり。

 

午前中は、昔、研究資料として読み込んでいた、

マクドナルドの歴史に関する本を久しぶりに読み始めました。

( John F. Love, "McDonald's  Behind the Arches" )

午後は、昼食を済ませたのち、いつものようにピアノと歌の練習、約1時間半。

クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」を、

レパートリーに加えることができそうです。

 

つまり僕のぼやっとは、いつもと変わらないぼやっとでした。

大学の研究室に行かないというだけです、ハイ。

 

ただ少しくらいはぼやっとぶりを味わおうと思い、

3時過ぎくらいから、少し長めの散歩に出ました。

 

僕の家は、この奥はどこにも通じていないよ、という山道の途中にあります。

今日は、この山道を久しぶりに登ってみました。

僕たちの家のある集落を過ぎると、

定住してらっしゃる家はほぼ、ありません。

たま~に別荘をお持ちの方が来られるか、

砂防ダム等を管理している業者が通るかくらいで、

ホンマに静かな登り道です。

 

結婚し、長女が生まれて少ししてからこの家を建てました。

こどもたちが小さいころは、この山道も時々、

家族そろって散策することもありました。

 

あれから20年近く、たちました。

もちろん、20年前に今の僕の状況を予想なんかしていません。

あの頃から大酒飲みでしたが、

まさか、心と体の両方を壊すとは思いませんでした。

パートナーとここまで考え方や価値観が食い違ってしまうとも思いませんでした。

もちろん、

たかがウィルスごときで国中が大混乱するような騒ぎに巻き込まれることも、

予想してませんでした。

 

20年、長かったような感じもします。

すごく昔のような気もします。

でも、20年、あっという間だったような気もします。

 

でも今年も、水ぬるみ、山笑う季節が戻ってきました。

人間という愚かしい生き物の営みなんて、

宇宙というとんでもなくでかい入れ物の中で、

ぐるんぐるんと回りながらブーンと飛んでいるこの星の運動に比べれば、

取るに足らないものかもしれません。

 

僕たちの人生もそんなものかも。

でも、そんなものなりの生きざまがあります。

まだまだ、生き続けます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。