僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

感染拡大防止と気分としての自粛

飲酒歴40年、断酒歴4年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、俺は非国民?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

センバツ高校野球が中止されることになりました。

主催者の説明によれば、

出場選手をはじめとする関係者の健康確保が担保できないという理由だそうです。

色々な可能性が想定されます。

特に全国から集まる選手たちの宿泊施設の安全確保は、

むずかしい問題だろうなと思います。

ですので、中止の決断も理解できる部分もあります。

 

しかし、しかしです。

 

ホンマに中止の必要があるのかというと、

違った見方も可能なように思います。

 

たしかに感染者は増えています。

しかしインフルエンザが流行している時のインフルの患者数と比べれば、

はるかに少ない。

 

たしかに肺炎が重症化する人も出ています。

しかし重症化し、そして最悪の事態に至った患者の大部分が、

すでに重篤な持病とともに暮らしていた高齢者だということです。

 

甲子園に集まる選手たちの行動は、充分に管理できます。

会場は吹き抜けの青空の下です。

こんな時だからこそという判断があっても良かったのではとも思います。

 

今、国中が新型コロナウィルスとの戦いのさなかにあると言われています。

そしてここが踏ん張りどころだと言われているようです。

 

僕が少しばかり、というか、かなり気になっているのは、

今が国を上げての戦いの時であり、

皆で辛抱して苦難を乗り越えなければならないという、

ちょっとばかり不穏な空気が醸成されているのではないかと思われる点です。

 

感染拡大を防止するために必要な行動は推奨されるべきであり、

時には義務化され、そして僕たちも積極的に取り組むべきでしょう。

しかし人が集まること全てを自粛すべきであるという呼びかけは、

行き過ぎではないでしょうか。

可能な限り通常の社会活動を継続しながら、感染を防止する。

今、僕たちの国に必要なのは、そんな心がけではないでしょうか。

 

マスクの着用には感染防止の効果は期待できない、

多くの専門家の見解です。

しかし、マスクを着用しないことに対して、

何となく非難するような空気があります。

 

僕の感じ方はおかしいでしょうか。

どうもこの国には、

みんなが同じ方向を見ている時に他の方向を見ることに対して白い眼を向ける、

そんな伝統?があるようですね。

 

新参者の日本人、

ADHD感性全開のわがまま高齢者、

そして昔から集団行動が苦手なぶきっちょ野郎。

そんな僕が感じている、率直な疑問です。

 

それはそれ。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。