僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

南瓜、ジャガイモ、煮豆

飲酒歴40年、断酒歴4年と3か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、これもグルメリポート・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

何回か報告していますように、

僕はもと、在日の三世です。

日本で生まれ、日本の教育機関に学び、

そして日本人のパートナーと結婚し、日本に帰化しました。

ですので、民族度は低い方だと思います。

 

しかし僕の育った環境は、

僕の親族を中心に何家族かの在日の家が集まっており、

日常生活感に関しては、母国志向が強かったように思います。

特に食習慣については、

本格的な朝鮮・韓国の味覚の中で育ったという自負がありました。

 

ということで、飲酒者の頃の僕は、

コリアン・フードの辛みや香りが大得意でした。

コリアン・フード以外でも、

アジアン・エスニックの辛みに対しては常にパブロフの犬状態でした。

 

しかし断酒ライフに入門してから、

アジアン・エスニックの強烈な味覚も好きですが、

それ以上に、あまり塩気や辛みに頼らない、薄味の味覚、

そしてどちらかといえば明らかに甘味の勝った料理も大好きになりました。

 

今日のタイトル、「南瓜、ジャガイモ、煮豆」とは、

飲酒者の頃の僕にとっては、

別に嫌いではありませんでしたが、

特に好んで食べてはいなかった食材、あるいは料理です。

特に南瓜の煮物は、その甘味がご飯のおかずとしては許すことができませんでした。

煮豆さんも同じく、晩ごはんのテーブルに並んでいること自体が腹立たしかった。

 

でも今では、南瓜もお豆さんも、ご飯のおかずとして大歓迎です。

というか、ご飯のおかずでありながら、

スイーツとしての力量も備えている、

スーパー・フードですらあります。

ホンマに人間の味覚って、変われるんですね。

 

多分、過剰な塩味を受け付けなくなったことは、

身体のためには良かったと思います。

ただし、甘味がないと生きていけなくなりましたので、

糖尿の心配はあります。

過剰な糖分の摂取を控え、適度の運動を心がけます、ハイ。

 

とにかく、肉よりも魚よりも、野菜が大好きな体になった事は、

とても良かったと思っています。

 

たまには強烈なエスニックもいいと思いますけどね。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。