飲酒歴40年、断酒歴4年と3か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。
本日もリスボンの、今日は深刻かも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
昨日は、
勤務先の大学で開催された、
遠隔授業についての技術的な講習会に参加した際、
全くついていけなかったことについて、
少しばかりナーヴァスになった事を報告しました。
今日は情けないことに、さらに深刻な自己嫌悪に落ちそうです。
ただし、自己嫌悪に陥ると同時に、
僕が自己嫌悪に落ちる時の僕の内的な心の動きや、
僕と社会とのやり取りのもっている特性について、
何となく理解できそうな予想も立ちそうです。
もしかすると、僕がアルコール使用障害を患った機序の一部も分かるかもしれません。
昨日、講習会を終え自宅に戻ってから、
講習会を開催してくれたセクションあてに、
よく理解できなかったので個人指導をお願いしたいというメールを送信しました。
そして先ほど返信がありました。
返信はセクションの課長さんからのもので、
僕の質問に対していくつかは具体的なアドバイスをして頂けました。
ただし対面での個人指導に関しては、
学部長および教務委員会が決定した方針に基づき、
対応できないので、
それぞれ所属する部門内で相談を上げてほしいとの返事でした。
つまり、僕の、
「スンマセン、ホンマに分からへんので、手取り足取り、ご指導ください」という、
幼稚で厚かましく、しかし切実な願いは、
「組織の置かれている危機的状況の中では、お相手できませんよ、スンマセンが」
ということで、拒絶されてしまいました。
課長の対応には全く非がありません。
そして学部長や教務委員会の判断も適切なものだと思います。
つまりそう考えていくと、
情報処理技術に対して、これまでしっかりと対応してこなかった僕に問題があったことになります。
少しは予想していました、このような至極真っ当な応対が返ってくることは。
現代社会に生きる人間として最低限の情報処理技術はもっておく必要はあるでしょう。
しかし僕は、僕の学術的な関心に従って、少々、風変わりなマインドセットをもっていました。
現代社会で必須とされている情報処理技術は、
しかしながらその進展についていけない少数者がいることも確かです。
そして僕は、そのような少数者の置かれるある種の抑圧的な状況について関心をもち、
これまで、いくつかの論文も書いてきました。
そのような関心がさらに発展して、
障害者と位置づけられる人びとに対する関心が僕の中で大きくなっていき、
障害学と障害者福祉を芸術との関連で考えることが僕の学術活動の柱になりました。
そしてさらに言えば、
僕自身もアルコール使用障害者となる中で、当事者の経験は当事者だけが共有できるということも知りました。
そんな中で、ここ、5、6年、あえて情報技術の最先端から距離を置くという生活スタイルをとってきました。
具体的に言えば、スマホを所有しないことを貫いてきました。
僕はあえて、情報技術の進展から身を引いてきたのです。
課長さんから返信をいただき、
お礼と今後の対応について報告するメイルを送信しました。
そしてその中で、僕がなぜ情報技術に対して距離を置いているのか、
もう一つの理由がわかりかけてきました。
ズバリ言えば、
情報技術にアプローチすることで僕は僕自身の矛盾に向き合わざるを得なくなります。
そして残念ながら、
僕はその矛盾を自分自身の中で十分に受け入れることができていないようです。
話がややこしくなりましたが、少しぶっちゃけてしまうと、
要は、情報処理技術にアプローチしようとすると、
こりゃ、今までさんざん、さぼってきたくせに、何をエラそうな理屈こいとんネン、
とはねられてしまい、
そのようなやり取りの繰り返しの中で僕の中で、さらに先進技術嫌悪が進展するということです。
そしてさらにめんどくさいことは、
僕は僕自身の先進技術嫌悪を自らの問題として消化したいと思っているのですが、
僕は常にこの問題の奥に、
本当は存在しないであろう、僕に対する社会からの攻撃的かつ非難を伴った視線を見てしまい、
さらに嫌悪が深まってしまうようです。
十分に整理できていないまま、書きなぐっていますので、
とても分かりにくく、不快な報告になっているとは思います。
でも、ごめんなさい、僕の精神的な問題を考えるための忘備録として、
この場を利用させてください。
僕が抱えているかもしれない問題は、
薬物使用障害の発症の一つの側面につながっているかもしれません。
ちょっとだけ自己破壊衝動が現れかけてますが、
おそらく、大丈夫です。
僕には断酒ライフを継続して120歳まで生きるという、目標があります。
ですのでいつものように。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。