僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

とりあえずは実験の時期かも

飲酒歴40年、断酒歴4年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、今は観察しましょう・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

いよいよ、来週から待ちに待った対面授業が始まります。

僕の勤める大学では、感染拡大を防ぐためのガイドラインが発表され、

一応、組織人である僕は、そのガイドラインに従うことにします。

結構、制限事項は多いですよ。

そして大学の教室では、

30分ごとに換気を促す校内放送が流されます。

 

僕の正直な気持ちを書くとすれば、

ガイドラインでは構内でのマスクの着用が要請されていますが、

建物内でのマスクの着用は仕方ないとしても、

建物の外を移動する時にもマスクは外してはいけないのか、

納得できません。

 

たしかに現在でも東京をはじめとして、

ごく少数ながらも新たな感染者が報告されています。

つまり、どこかに感染者がいることは間違いないのですが、

少なくとも関西では、感染者の報告がゼロになってからだいぶ経ちました。

しかし絶対にゼロではないから油断するなと、

社会全体が必要以上にピリピリしすぎているように思えて仕方がありません。

三密を避ける、手洗い等を徹底する、それで十分だと思うんですけど、

僕の感じ方は、のんびりし過ぎでしょうか。

 

今日は対面授業の準備のためもあり、大学に顔を出しました。

そして教務関係の職員さんたちと打ち合わせをしましたが、

多くの先生方が遠隔授業の継続を選択されているようでした。

 

ひと月くらい前の僕であれば、

遠隔授業の継続が続く状態に対して、

大学教育の責任放棄に外ならないと考え、

怒り狂っていたと思います。

学生に対して面と向かって語り掛け、

単なる知識のみならず、生き様をぶつけてこそ、

研究者、そして教師としての矜持の発揮であると信じていました。

 

今でもその感覚は変わりませんが、

しかし恐らく日本のみならず、

世界中の大学で遠隔授業が行われているであろうことを考えると、

この方法はこの方法で、

新たな知や知の担い手を生み出す可能性もあるかもしれないと、

思うようにもなりました。

 

僕も講義形式の授業は、

大学のガイドラインに従い、遠隔授業を続けます。

カッコつけたアプリは採用せず、

一人語りのゆぅちゅぅぶ講義をアップし、

学生にミニレポートを書かせるというスタイルを続けます。

このスタイルで若者たちとの間にどんな化学反応を起こすことができるのか、

あるいは、全く何も起こらないのか、

とりあえずは、やってみながら、観察することにしましょう。

 

メールで送信されてくる学生たちのミニレポートのデータ整理作業も、

少しずつ慣れてきました。

COVID 19 、

当面はこの困難と付き合わざるを得ないようです。

どうせなら、おもしろくなりそうな付き合い方を考えることにします。

アル症と付き合うためには、

はた迷惑なほどにポジティブに構えたほうが面白いはずです。

きっと新型コロナウィルスとの付き合い方でもおんなじでしょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。