僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

オンラインのすごさ(恐怖のアホTシャツ物語)

飲酒歴40年、断酒歴4年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、怖くもおもしろい・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日も大学に行って来ました。

もっとも今日は対面授業ではなく、

遠隔授業のための講義撮影です。

誰もいないだだっ広い講義室で、一人で30分×6回の講義。

かなり消耗します。

 

動画を30分ごとに細切れにしているのは、

ストレスなくゆぅちゅぅぶにアップロードするためで、

特に深い意味も意図もありません。

 

今日あたりから対面で行われる授業が増えてきたようで、

学内で学生と出会うことも増えてきました。

親しい諸君とは、できる限り三密を避けながら、

ひさびさの雑談も楽しむことができました。

 

昨日アップロードした講義の動画ですが、

撮影したのは先週です。

そしてその動画で僕はちょっとした遊びを仕掛けました。

 

だいぶ以前に前面に「俺。」と大きく染め抜いたTシャツを着た学生に会い、

彼女におなじTシャツを作ってもらいました。

そして昨日アップロードした動画の中で、僕はそのTシャツを着て講義を行いました。

 

動画の中ではもちろん、

そのオリジナル・アホ・Tシャツのことについては触れていません。

それから作者の彼女にも、着用して撮影したことは伝えていません。

 

ところが、今日あった学生のひとりが、

僕がその「俺。」Tシャツを着ていたことを、

作者の彼女が喜んでいたと伝えてくれました。

僕に伝えてくれた学生は、

Tシャツ作者の学生と同じクラスに学んでいます。

 

僕が「俺。」Tシャツを着用して撮影した授業は、

作者の彼女が視聴する必要のない講義です。

しかし僕が伝えていないにもかかわらず、

彼女は僕が着用していたことについて、実際に動画で確認していたのです。

 

どのようなルートで僕のTシャツ着用疑惑?が彼女に伝わったのか、

ちょっと見当もつきません。

あえて言えば、

ゆぅちゅぅぶという、ある意味、到達範囲の広いメディアに秘められている、

形の見えない、アモルファスな影響力を見せられたかのような感じです。

 

もちろん、オンラインのメディアは、

おもしろさだけではなく、

意外な危険性も内包している事でしょう。

オンライン遠隔授業で YouTube を用いることには、

潜在的な危険性もありそうです。

危険性も予感しますが、

でもこれまでに経験できなかったつながり方も知りました。

適度にビビりながら、そして過度にはしゃぎすぎることなく、

今というけったいな時期を面白がって行こうと思います。

 

という訳で、気力、体力、好奇心、全部、大事。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。