僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

自粛警察的社会感覚?

飲酒歴40年、断酒歴4年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、やっぱり自分で考えましょう・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

マスクを着用せずに公園でのんびりと過ごしていた幼いこどもを連れた家族に、

ワシを殺す気かと気色ばんで怒鳴りつけたという高齢者。

最近のワイドショーかなんかで聞いた話です。

 

極端な例でしょうね、きっと。

 

でも高齢者、つまり人生のベテランがこんなトチ狂った行動に出てしまうこの頃。

 

5月くらいには、営業自粛要請に従わない飲食店に対して抗議の張り紙をする、

自粛警察と呼ばれたアホどもも現れました。

また僕の知り合いのギャラリスト(画廊主宰者)は、

自粛要請期間もオープンを続けたため、

他のギャラリストから人殺し呼ばわりをされたそうです。

 

ここまでひどくはなくても、

新型コロナ対策として何重もの安全策を実行している人たちの間には、

僕のように適当にゆるゆるな輩に対して、

批判的な(非難的な)考えをもっている人も少なくないでしょう。

新型ウィルスは COVID 19 という新しい病気をもたらすと同時に、

社会の分断という別の危機をももたらしてくれたようです。

 

そして最近になって、学識経験者の間からようやく、

行き過ぎた自粛強制に対して批判的に分析する考えが表明され始めました。

その中には、

自らに課した行動制限を他者にも求めてしまう、

歪んだ正義感に原因を求める考え方もあれば、

「普通」ということに最大限の価値を見出そうとする、

日本人に特有の社会心理学的特性に理由を見出そうとするものもありました。

 

もう少しすれば、さらに経験的な知見の積み上げにより、

本当に適切な新型ウィルスとの付き合い方がはっきりしてくると思います。

一応それまでは、

公共的な室内空間でのマスクの着用は続けましょう、最低限。

でも屋外では僕は外します。

僕は生まれつき、鼻腔が少しだけ歪んでいますので、

長時間のマスクの着用は、ちょっとだけ辛いです。

 

新型ウィルスも神様がお遣いくださった、宇宙船地球号の仲間です。

彼らの使命が、人類を滅亡させることにあるのならば、

それはそれ、神の意志にあえて逆らうべきではないでしょう。

きっと成るようにしか成りません。

絶望しているわけではないですよ。

絶望せずに断酒です。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。