僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

4年と6か月

飲酒歴40年、断酒歴4年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、月例報告・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本日をもちまして、断酒ライフ継続、4年と6か月を達成しました。

 

このままではいつか、酒は止めなあかんやろうなぁとぼんやり考えながら、

だらだらと酒を飲み続けた、40年間。

もちろん、若いころは酒をやめることは全く考えもしませんでした。

 

40歳を過ぎたころから、

もしかすると酒を止めなあかんときがくるかも知れんと思いはじめ、

50台をに入るとかなり現実味を帯び始めましたが、

やはり実際に断酒ライフに入門するためには、

生活の何かが破綻しなければ無理でした。

僕の場合は、肝臓を中心とした内臓の破損です。

緊急入院の憂き目にあい、

まずは担当のドクターから断酒を命じられました。

 

僕の断酒ライフは、入院生活から始まったため、

非常に強い強制力が働いたこともあって、

スムーズに始動しました。

ありがたいことに離脱症状を殆ど体験せず、

今日で、4年と6か月、継続できています。

 

最近の体調の変化で気になることが一つあります。

体調の変化という言い方はふさわしくないかもしれません。

はっきりと告白しますと・・・・

思考力の根性がかなり劣化しています。

 

例えば、書籍を読み込む体力がかなり落ちています。

不思議なもので、英語の文献を読む体力はそれほど落ちていないのですが、

日本語の文献、

それも新書レベルの論考を読むことにめんどくささを感じるようになってきました。

はっきりと、ヤバい兆候です。

「わしゃ、メシ喰ったかのう」症候群の入り口かもしれません。

 

まだ大丈夫だとは思いますが、

油断は禁物でしょう。

実際、僕の母親は、亡くなる十年以上前に軽度の認知症を発症し、

ゆっくりとでしたが、亡くなるまで確実に進行していました。

 

ピアノを弾き、歌を歌い、ジャズ・オリジナルに詩を載せ、

若いねーちゃんを見て勝手にときめき、

若造どもとは大いに議論をし、

毎朝聴こえてくる鳥の声を少しずつ覚え、

脳みそを駆使します。

 

とにもかくにも生き続けましょう、まずは。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。