僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

難しい当事者問題

飲酒歴40年、断酒歴4年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、ホンマに難問です・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

京都市で起こったALS(筋委縮性側索硬化症)患者に対する、

2名の医師による委嘱致死事案、とてつもなく複雑な問題を投げかけています。

 

今のところ、2名の医師の行為が法律に違反しているということで、

容疑者と称され、また嘱託殺人事件として報道されています。

しかし、嘱託殺人なのか嘱託自死幇助なのか、まだ確定はしていません。

 

また死亡したALS当事者の自死を選択したと思われる意志についても、

難病当事者の意志表明であるがゆえに、

話は単純ではありません。

 

専門家の間でも意見は割れており、

当事者の意志を何よりも尊重すべきであるという声から、

そもそもALS当事者は、死を選択せざるを得ない袋小路に、社会によって追い込まれているという声もあります。

 

さらに問題をややこしくしているのが、

二人の意志のうち1名については、医師免許の不正取得が疑われているとのこと、

話に要らぬ問題性を付加してしまっています。

 

人の生死という、ほとんどの人が日常的には関わりたくないと思っている問題、

でも僕たちは、僕たちのちょっとだけずっこけかけた人生の中で、

この問題に関わらざるを得なくなりました。

今のところ、僕は何のコメントも述べることができません。

 

ただ僕たち、アルコール使用障害者は、

僕たちさえしっかりと断酒ライフを継続すれば、

死を選択する状況に追い込まれることはないのです。

 

毎日のちっちゃな心がけの継続、

絶対に守りましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。