僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

情報端末について 原始人の悪あがき

飲酒歴40年、断酒歴4年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、今日はまだ思い付き・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本日も残念ながら Sars-Cov-2 をめぐる話から。

 

まず最初に、お詫びと訂正を申し上げます。

新型コロナウィルス問題、

僕は「コロナ」という名称を使いたくないということで、

Sars-Cov-19 という表記を用いていましたが、

新型ウィルスに起因する疾病を意味する Covid 19 と混乱してました。

正しくは、Sars-Cov-2 というのが WHO が用いている正式の略称でした。

知ったかぶっちゃいました。

ごめんなさい。

 

知ったかぶりということでいえば、

Sars-Cov-2 をめぐる様ざまな社会問題、

例えば行き過ぎた予防対策を他社にまで強いる、いわゆる自粛警察の問題などですが、

これらの多くは、

中途半端な知識と近視眼的な危機意識が結びついたときにおこることが多いようです。

 

例えば、空気感染、いわゆるエアロゾル経由の感染の問題も、これに当たるでしょう。

空気感染の可能性が否定できないという情報がもたらされた時に、

一部の人びとは、

エアロゾルというという概念について十分には理解せず、

そして否定できないという学術的な言い回しの特性についても無知なままで、

Sars-Cov-2 が多くの無症状感染者を介して、

それこそ室内、屋外を問わず飛びまわっているさまを勝手に想像し、

マンガチックなまでの過剰なマスクの着用を強要しました。

 

多分、他にも、中途半端な情報の租借に基づく、

マンガのような社会行動があったと思いますし、

これからも出てくると思います。

 

何故、僕たちの社会は、こんなにアホなんでしょう。

 

一つの仮説として考えたいのは、

僕たちの社会は、情報端末の普及がもたらした情報過多の状態に対して、

未だに適切な大人の対応を取ることができていないのではないかということです。

つまり、僕たちの社会は、スマホをはじめとする便利な情報端末を、

ホンマに便利には使いこなせていないということだと思います。

ズバリ言えば、

情報端末を使うよりも、情報端末に踊らされている状況だということでしょう。

このこと自体が殆ど、マンガですが、

なぜ、そのようなマンガ社会に陥ってしまったのか。

 

やっぱり、情報端末のもたらし得る可能な利便性に惑わされて、

人間が生来、もっている、

身体性を伴った生き物としての本質を軽視しがちだからではないでしょうか。

このことは、研究者としての僕の生涯にわたってのテーマですので、

あまりあっさりとまとめることはできないのですが、

Sars-Cov-2 問題によって、

僕の原始人的な思考の方向性が案外、的を射ているようにも思えてきました。

しっかりと考えをまとめていきたいと思います。

 

そのためにもいつもの合言葉です。

 

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。