僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

大学ってイジメの標的?

飲酒歴40年、断酒歴4年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、これも日本社会の汚点の縮図?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

呆れるしかないことが起きたようです。

岸和田(だったと思いますよ)の小学校に、

教育実習でお世話になっていた大学生が、

PCR検査を受けて陽性だったと嘘をつき、

小学校と近くの幼稚園が大事をとって休校、休園措置をとったそうです。

その学生は、教育実習をさぼりたいためにはた迷惑なウソをついたらしいのですが、

ホンマ、このクソガキについては、アホとしか言いようがありません。

岸和田市教育委員会は、

この学生に対して法的措置をとることも考えているそうです。

 

今のところ、報道されているのはここまでです。

アホで身勝手な若造が、

身勝手なウソをついて多くの人びとに迷惑をかけた、

したがって社会的制裁を受けることになるでしょう。

 

ただこの話、報道されてはいませんが、

この先にふた悶着ぐらい続きそうです。

 

まずこの学生を指導していたであろう、

在籍している大学の教職課程の担当教員の指導不足が非難されるでしょう。

先生、あるいは先生方に社会的責任や道義的な責任があるかどうか、

案外、難しい問題ですよ。

少なくとも教育実習に出向く学生ですから、

21歳以上です。

社会人としての自覚ならびに責任が求められる大人です。

指導教員たちの道義的な責任は追及できるかもしれませんが、

社会的な責任まではどうでしょうね。

 

そして次に大学そのものの社会的責任や道義的な責任が問われることでしょう。

しかしここまでくると、かなり無理筋だと思われます。

大学に在籍している学生が犯罪に関わってしまった事例は、

決して少なくはありません。

そしてそのたびに大学のしかるべき立場の人が、

謝罪を行ってきたわけではありません。

せいぜいのところ、遺憾の意を表明するくらいでしょう。

 

しかし今回の件、

Sars-Cov-2 問題が絡むだけに、

もめ事が起きそうです。

何しろ、

ラグビー部(でしたっけ)の合宿がクラスターの発生現場になってしまった天理大学に対して、

多くのええ歳こいた大人が、謝罪を要求する電話をかけたそうですからね。

しかも中には、大学ではなく、

天理市の市役所に抗議の電話をかけたアホ猛者もいたそうです。

 

いわゆる自粛警察問題に典型的に表れているように、

この国の大人たちは、

自分たちのストレスのはけ口を、

他者に対する同調要求圧力として発散させる傾向があるようです。

 

そしてこれは僕の偏見がかなり入りますが、

そのような同調圧力をかけることが好きな人は、

多分、学歴に対する引け目をお持ちのような気がします。

そしてその引け目というかコンプレックスが、

大学を非難できる何らかのチャンスを見つけると、

ここぞとばかりに弾けちゃうようです。

 

いまだに日本中の多くの大学が、

通常の授業開講に踏み切れずにいます。

もちろん、Sars-Cov-2 の感染拡大防止に慎重になっているからですが、

本音を言えば、

下手に感染者を出してしまうと、

社会の非難の格好の標的になってしまうことを怖れているからです。

 

しかし、これからのこの国を支えていくための人的パワーを鍛える機関が、

世間の顔色を窺うことに恐々として、

本来の仕事ができないでいる、

これは長い目で見れば、悲惨な結果をもたらすでしょうね。

どっかのウンコ総理が勘違いして自慢していた日本モデルは、

多分、Sars-Cov-2 に対して最弱であることを、

やがて歴史が証明することでしょう。

 

多くの思想家やジャーナリストが、

日本人の同調圧力大好き感性について批判的な考察を始めています。

僕もこの問題については、

できる限り、自分なりの考えを明確にしていこうと思っています。

 

そのためにもいつものように

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。