僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

過剰、矛盾、誰のため、変な対応

飲酒歴40年、断酒歴4年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、きっと10年後は笑える・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

何と、今日から10月、中秋の名月を真正面に見ながら書いてます。

必ずや世界史に残る不思議な年、2020年も残すとこ四分の一。

早かったのかどうなのか、変な感じ。

 

一昨日は、久しぶりの夜勤、夜の教授会に出席した話でしたが、

今日はその時に報告し損ねた、奇妙な光景について。

 

殆どの皆さんにとってはどうでもいいことでしょうが、

数年前に法律が改正されまして、

大学における教授会の役割というか、位置づけが変わってしまいました。

かつて大学の教授会は、大学の最高意志決定機関でしたが、

現在は大学の最高意志決定機関は学長であり、

教授会は意思決定権者である学長の求めに応じて意見を申し述べるだけの会議です。

つまり教授会が何を云おうが、最終的に学長は、好きなように運営ができます。

そのことについて僕は、特に異見はありません。

 

そして僕の勤める大学の教授会も、

この改正後の法律の趣旨に沿う形で遂行されます。

議事を進行し、最終的な結論を述べる学長に専用のマイクが1本、

学長の指示に従って提案や報告を行う役職者用のマイクが別に1本、

そして質問や意見を述べることが許されるヒラ教員用のマイクが1本、

計3本のマイクが音声情報確保のために用いられます。

 

おかしかったのは、議場のフロアに着席する、ヒラ教員用のマイクの取り扱いでした。

挙手をし、学長の指名を受けた先生のもとに、

会議に陪席する事務職員がマイクを届けます。

そして発言が終了したのちにマイクは、

陪席事務職員の取りまとめ役である、総務部長のもとに運ばれ、

総務部長はマイクをいちいち、アルコール消毒をし、次の発言者に備えます。

 

Sars-Cov-2 感染拡大防止のための実に緻密な対応です。

総務部長、お疲れ様です。

 

といいつつも、おかしくないっすか、この手続き。

おかしい、変だという意味と、笑ってしまうという意味の両方です。

 

僕たちの大学は大津市にあります。

教職員の半数以上が滋賀県在住であり、

あと京都府と大阪の教職員が少し、

会議参席者は全員、マスクを着用していますし、

僕は湿疹もちですので使用していませんが、

全教職員に消毒液と容器が配布されております。

大学入構時には、自己申告ですが体温を報告する念の入れようです。

 

その上でさらに、持ち回りのマイクをいちいち消毒処理をしていたわけです。

それも陪席職員の中で最も上席者に当たる総務部長が、わさわさと作業を行います。

 

一体、何を恐れているのでしょうか。

僕には理解できません。

 

まだしばらくは、アッチャコッチャで、こんな風景を見かけるんでしょうね。

一方で、Go To 何たらが盛んに喧伝され、人びとが動き回り始めています。

みんな、どうしたい訳?

僕には理解できません。

 

理解できませんが、いつもの気合は忘れません。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。