僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

本日の収穫

飲酒歴40年、断酒歴4年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、鼻持ちならないノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

台風14号近畿地方を直撃するルートを取らなかったため、

今日のライブは無事、行うことができました。

京都市南部は、夕方には雨が上がる瞬間もあり、

全般に小雨で終始しました。

 

今日のライブですが、

あえてめんどくさい?課題を自分に課しました。

 

僕は楽器については少しばかりこだわりがあり、

演奏する会場にグランドピアノがあれば、全く問題はないのですが、

アップライトピアノしかない場合は、

ほとんどの場合、そのピアノは借りず、

手持ちの電子キーボード(Roland PF 30)と、

小型の PA システムを持ち込みます。

面倒といえば面倒ですが、

コンディションの期待できないアップライトよりも、

勝手の分かっている音源の方が信頼できるからです。

 

しかし今日は、あえて店のアップライトを用いることにしました。

このピアノ、以前にも何回か弾いたことはあるのですが、

どうも低音が鳴りすぎますし、

また低音部のキーボードコントロールが非常に難しい、

単純なノリで演奏すると、

ほぼ鉄工所サウンドになってしまいます。

 

そこで、フレーズの間に隙間ができることは気にせず、

できる限り音数を晴らし、スカスカのサウンドを心掛けました。

 

薄い音でオーディエンスと対峙することは、

かなりの覚悟と勇気を必要とします。

しかし今日は、この難奏法にあえて挑みました。

 

今日はのどの調子も悪くなかったようで、

スカスカのピアノサウンドの上に声を載せていく作業は、

新しい音体験をもたらしてくれました。

 

弾きすぎない。

隙間を恐れない。

不自然な技巧に走らない。

いい意味でオーディエンスに対して開き直る。

これらのことを意識することによって、

僕のオリジナルサウンドを作ることができそうです。

 

しばらくは、ライブハウスのアップライトピアノにも挑戦し続けてみようと思います。

 

明日の午前中は、

TシャツとYシャツにアイロンをかーけよっと。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。