僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

やっぱ現場に行かんと

飲酒歴40年、断酒歴4年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、滋賀の謎・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

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ご覧いただいている写真、ご存じですか。

滋賀県東近江市八日市にある、太郎坊宮という神社です。

遠くから見ると、まるでチベットポタラ宮のようにも見える、

不思議な建物。

以前から気になっていましたが、

今日、ようやっと、訪ねてきました。

 

太郎坊宮、正式には阿賀神社といいます。

山全体がご神体ということで、

参拝に当たっては、800段近い階段を上って、

岩石部分の真下にある本宮まで登っていくことになります。

 

ホンマにこの階段、行きはしんどいですよ。

今日も日本画を専攻しているCちゃんにご一緒してもらいましたが、

二人とも、ほぼ100段ごとに足を止め、

筋肉マッサージをしたり、ストレッチをしたり。

 

ひーひー言いながら、何とか本宮まで登りつき、

有名な夫婦岩もくぐりました。

 

そして帰りです、

ちょっと足を踏み外すと、

それこそ一番下まで、転げ落ちてしまうのではないかとビビらされる、急な階段。

恐る恐る、一歩一歩、ゆっくりと下って行ったのですが、

完全に下りきってしまうと、

あの上りのしんどさは何だったのかと思わされる、楽さ。

精神的にも身体的にもあまりに異なるその負担感に、

果たして僕たちは、ホンマに同じ道を往復したのだろうかといぶかしく感じました。

 

遠くから見るとチベットの宮殿にも見えた不思議な建物も、

実際に行ってみると、社務所売店の入った、鉄筋コンクリート造りの建物。

行く前に感じていたミステリアスな感覚は、

全くこちらの思い違いでした。

 

やっぱり、どこでも、現場に行かないとわからないことがありますね。

Sars-Cov-2 感染拡大対策のためもあり、

オンラインでの仮想体験の重要性が増しているようにも見えますが、

やっぱり、現場体験でないと味わえない醍醐味がどんなところにもあるようです。

昭和の遺物的な感性、まだまだ現役で役立ちます。

 

レトロ・オジンは、まだまだ負けません。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。