僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

一年かかりました

飲酒歴40年、断酒歴4年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、蝸牛のごとき・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は最近、知り合った女性ヴォーカリストお二人をメインキャストとした、

ライブ・パーティーに参加してきました。

会場は、こじんまりとしたワイン専門の酒屋さん(のような酒場のような)。

午後2時から6時30分まで、

お店の提供してくれるワインや持ち寄りの食事をいただきながら、

(もちろん、僕はワインはいただいてません)

決して張り詰めたペースにはならず、

しかしやんちゃ心は捨てず、

いい大人たちが贅沢な時間を過ごしました。

 

途中、女性ヴォーカリストのおひとりが、

飛び入りのギタリストともにジブリ・ナンバーをしっとりと歌い上げたので、

僕も続けて、

昨年の今くらいから練習を始めた、となりのトトロの中の挿入曲を歌いました。

「風の通り道」、決して目立つナンバーではありませんが、

詩も曲も、大人の鑑賞に堪える、深みのある曲です。

練習はず~っと続けていましたが、

なかなか、納得できるビートの感じ方や旋律の崩し方を見つけることができず、

温めたままのレパートリーです。

 

今日はしかし、自分でも納得できる歌い方ができました。

ピアノ伴奏はオンタイムでしっかりとテンポをキープし、

しかし歌は、詩をところどころ、圧縮することで、

語りながら歌うという、程よいバランスが見つかりました。

 

やはり一つのものを獲得するためには、

じっくりと練習を重ねながら、ある程度の時間が必要だということでしょう。

特に僕は、もともと器用なヴォーカリストではありませんので、

一つの「うた」をものにするのに時間が必要なようです。

ピアノだけのレパートリーであれば、それこそ二期作、三期作の連チャンで、

大量生産も可能なのですが、

「うた」はそうはいかないようです。

でも持続的な練習を継続することで、

確実に独自のレパートリーに昇華させることができることが分かりました。

 

芸の道は遠く、人生は短いようです。

したがって僕は死ねまっしぇん。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。