僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

お初尽くしの一日

飲酒歴40年、断酒歴4年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、まだまだビギナー・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

昨日も予告いたしていました通り、

今日はファッションショーのリハーサルに参加してまいりました。

 

少しだけ細かい情報です。

僕の勤務する大学のコスチュームデザインの2年生を中心とした自主企画です。

 

Seian Xmas Collection 2020

成安クリスマスコレクション 2020

こちらがショーのタイトルです。

12月19日、つまり来週の土曜日の3時から、

YouTubeライブ配信されます。

上記のタイトルで検索をかけてみてください。

僕はモデルの一人として、ショーの4番目に登場します。

 

今日は10時半から、メイクと着付けを行い、

12時から1時、3時から5時と、2回の会場での通し練習を行い、

その合間にスタジオでのスティル撮影を行いました。

 

まずメイクアップです。

大学院生の頃、パンクなアバンギャルドロックバンドをやっていた時に、

何回か化粧をしてステージに立ったことはありますが、

今回はコスチュームデザインを専攻している学生たちによる、

ある程度、専門的なメイク、なかなか興味深い体験でした。

 

今回、感染症対策の関係から、専用のメーク室が使えず、

鏡のない部屋で行ったため、

ある程度、仕上がるまで、僕は僕の顔を確認することができませんでした。

まるで局所麻酔を施され、意識の明瞭なまま、外科手術を受けているかのような感覚、ホンマに、ナスがまま、キュウリがパパの状態でした。

 

メイクと着付けを行っている最中に分かったのですが、

モデルという専門職、

体幹を中心とした基本的な体力がとても重要なようです。

ファッションショーにおける最も華やか見せ場、

キャットウォーク上のウォーキングは、せいぜい、30秒程度のパフォーマンスですが、

そのための下ごしらえは、その何十倍も時間がかかります。

そしてその下ごしらえの間、モデルは、

デザイナーやメイクさんの指示通りに、

姿勢を決め、表情を合わせなければなりません。

ミュージシャンにとって

ステージに上がる前の毎日のトレーニングがとても重要なのと同じように、

モデルにとっても日常のコンディション管理や体形の維持、

そして基礎的な体力の確保が極めて重要であることが分かりました。

 

今回のファッションショー、会場は野外です。

本番を想定した2回の通し練習、練習もさることながら、

出番待ちの寒さ対策がとても大変でした。

デザイナーの学生諸嬢は、

貼り付け型の簡易カイロを大量に準備してくれていましたが、

しかし初冬の冷え込みは、やや露出の多いモデルにとっては、

かなりきついものでした。

僕の衣装も、

テーマの一部がジェンダーレスということもあり、

下半身はスカートです。

タイツを履いているとはいえ、

慣れないヒール履きにふくらはぎを寒中に晒していましたので、

かなり答えました。

来週の本番では、対策を講じる必要があるようです。

 

僕の出番は、デザイナーの学生から3回のポージングを指示されましたが、

例によって ADHD ジャズジジィの本領発揮で、

ステージからはける寸前に即興的にさらなるポージングを入れました。

デザイナーのSちゃんからもこの追加のポージングは承認をいただけました。

 

今、くたくたです。

半日、ヒールを履いていたこと、

寒さと戦っていたこと、

そして慣れないパフォーマンスで多少とも神経を使ったこと、

スポーツのような心地よい疲労感の中にいます。

来週の本番まで、コンディションの維持を心がけましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。