僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

世が世ならば

飲酒歴40年、断酒歴5年、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、ホンマにエライことです・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

また昨日の話です。

昨日は、文献渉猟のために、京都河原町の BAL ビルにある、

丸善ジュンク堂書店に行ってきましたが、

車を置いたのが、

三条京阪の跡地のパーキング、

そこから三条大橋を渡って、木屋町通りを歩きました。

 

三条京阪に地上駅があったこと、多分、知らない人の方が多いでしょうね。

 

木屋町通りといえば、

僕が24歳から34歳まで、ラウンジ・ピアニストとして生活の糧を得ていた街です。

もちろん今でも、夕方から賑やかになる、飲食の街、

午前中の木屋町は、夜とは違った顔を見せます。

おそらく二度目の緊急事態宣言の中、

少し早めに夜の活動を終えてはいるのでしょうが、

しかし制限の中でも、街の元気は失われていないんじゃないかな。

 

木屋町でラウンジピアニストをしていた頃の僕にとって、

ピアニストとしての仕事は、まさに生命線そのものでした。

少しずつ大学での非常勤講師としての仕事は増えていったとはいえ、

やはり非正規雇用は非正規雇用

昼と夜、ダブルの非正規仕事で生き延びていました。

 

あの頃に今の新型ウィルスのパンデミックに出会っていたら、どうしていたやろう。

今の僕は、幸いにも経済的にはパンデミックの影響を受けていません。

でもあの頃だったら、ホンマにパニックになっていたでしょうね。

人生設計そのものが根本から崩れる、衝撃的な事態に直面することになったはずです。

 

そう考えると現在の政権の行き当たりばったりの無責任対応は、許しがたいものに映ります。

ホンマに予算と人員をかけるべきところには手をかけず、

自らの支持母体の都合と自らの名誉と保身を第一に考え、出たとこ勝負の政策を打ち出す。

調整能力もなければ、情報収集能力も分析能力もない。

そして能力に欠けているだけではなく、愛と誠実さのかけらも持ち合わせていない。

若者にしてみれば、

近未来のヴィジョンすら見せてくれない政権のいうことなんて、信用できる道理がありませんよね。

 

僕は僕の職業的な立場から、若者たちには、

しっかりと学び、考えることで、自らの判断能力や分析力を高め、

表層的な情報に流されないしっかりとした自己を確立する必要があることを、

口を酸っぱくして伝えることしかできません。

 

僕たち断酒者も生き延びますから、

若者諸君、君たちも絶対に死んではダメですよ。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。