飲酒歴40年、断酒歴5年、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、不埒なノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今日はホンマに不良初期高齢者でした。
僕の勤める大学の4年生、C さんを誘っての丸一日デート。
同行してもらったのは、
京都市立芸術大学の作品展と、僕たちの大学のファッションショーの公開リハーサル、
どちらも会場は京都でしたので、朝から僕のカローラ36万キロ君での移動でした。
で、ここからは少し真面目な話。
京都市立芸術大学、東京芸大と並ぶ、国公立の芸術系大学の西の雄です。
開場の10時に会場入りし、3時前まで、たっぷりと見て回りました。
京都芸大、東京芸大との違いを少しばかり乱暴に言えば、
やはり日本画や工芸などの伝統色の強い造形分野で、すぐれた作品が多いようです。
特に今年の芸大作品展、漆芸と陶芸、そしてなんといっても日本画の展示に惹き込まれました。
西日本の腕に覚えのある若者の集う大学である京都芸大は、
やはり学生諸君の基本的な力が明らかに異なります。
しかしそのような実力校でも、できふできはあるようです。
今年の展示でいうと、油絵、ビジュアルデザインの諸君の展示は、
かなり凸凹がありました。
作者が乗りノリで制作した作品は、
やはりピカピカしています。
しかし一方で、ホンマは出展するのは嫌やったんやろうなぁと思わせる、
悲しい作品も目につきました。
特にひどかったのが、これはもうはっきり書きますが、
環境デザインコースの作品群です。
環境デザイン、主には建築を中心に、公園や都市計画といった大規模なものから、
室内設計のような規模のものが主な対象です。
多くのデザイン提案は、50分の1や100分の1といった縮尺でのモデルが展示の中心をしめますが、
今年の京都芸大のモデル制作は、俺でももう少しまともに作れるで、というくらい、
雑でした。
モデルや図面の雑なデザイン提案は、そのコンセプトも乱暴なことがほとんどです。
京都芸大の環境デザインの学生の半数は、中国からの留学生でした。
もちろん、一昨日も報告しましたように、
京都市立芸術大学も、多くの留学生が学んでいます。
しかしほとんどのコースの留学生、それも大学院に学ぶ留学生たちは、
すでに本国でかなりのレベルの実力を身につけています。
しかし環境デザインの留学生たちだけが、異様にレベルが低かったなぁ。
何でやろう。
来年も様子を見てみようと思います。
そして夕方は、勤め先の大学のファッションショーの公開リハーサル。
なぜ公開リハーサルを見に行ったのかというと、
新型感染症対策の一環として、本番の本番のショーの観客の密集を避けるために、
僕たち、大学関係者の本番への入場が制限されたためです。
公開リハーサルといっても、ほとんど本番と変わらない緊張感の中で見ることができました。
年末に一度、ファッションショーのモデルを体験したことで、
僕のショーを見る目も成長したようで、
例年以上に楽しくみることができました。
公開リハーサルの入場者の殆どが大学の関係者でしたので、
C さんとの不埒なデート、完全に目撃されてしまいました(笑)。
最後に山科の松のやでトンカツ定食を食べて、今日のデートは閉めました。
まじめなことを考えながらも、不埒に過ごしました。
めでたしめでたし。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。