僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

酔っていないからこそ

飲酒歴40年、断酒歴5年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、やっぱ断酒ライフでっせ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は久しぶりに人のライブに行ってきました。

縁あってこれから演奏する機会を増やそうと思っているドラマーが参加している、

他のユニットのライブです。

もっともライブとはいっても、後半はほとんどジャムセッションになりました。

というのも、

集まったお客さんの8割がミュージシャン、

交代しながら皆で盛り上がりました。

 

僕ももちろん、参加しました。

お店が京都なので、8時に閉店ということで、

若干、あわただしい流れになりましたが、

でも逆に時間が短いからこそ、

濃縮された時間になったようにも思います。

 

今日のお店は、僕の演奏活動のホームグラウンドでもあり、

月に1回、ジャムセッションのホストを務めています。

ですので、店のHPのスケジュールには、僕の名前が記載されています。

そんなこともあり、今日、セッションを共にしたお客さんの何人かは、

僕の名前は知っておられたようです。

 

演奏を終え、一応、マスターが店のシャッターを下ろした後、

今日、共演した皆さんと名残を惜しみながら、あいさつし、情報を交換しました。

おそらく飲酒者の頃の僕であれば、

この段階でかなり舞い上がり、人の迷惑も、そして自分に対する迷惑も顧みず、

きりのない延長戦に突入していた可能性があります。

いつまでも帰らんと、しつこく酒を食らっていたでしょう。

 

でも今は、違います。

演奏を共にできたことを感謝し、必要十分な情報交換を行い、

次の出会いを約束しながら、楽しさマックスの時点で引き上げることができます。

少しだけ後ろ髪を引かれながら、

でも感情の高ぶりと冷静さの絶妙なバランスを確保できています。

このバランス感覚は、断酒ライフならではのメリットだと思います。

 

飲酒者の頃は、音楽の楽しみと酒は当然のごとく結びついていると思っていましたが、

どうやらそうではない道があり、しかも、

そちらの道の方が、はるかに値打ちがあったようです。

これからも断酒ライフあるのみです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。