飲酒歴40年、断酒歴5年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、言語オタク魂全開?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
僕は言語学者ではありませんが、
言葉の使い方にはうるさいほうだと思います。
特に、新語や怪しいカタカナ語の流行に関しては、
かなり過剰に反応してしまいます。
一応、こう見えまして、人文科学系の研究者ですので。
今回の新型ウィルス感染拡大ですが、
いろいろな新語や語法が生み出されましたね。
僕はいまだに、「密」という言葉には違和感を感じています。
「密」という名詞も、「密だ」という形容動詞も、
いやぁな感じの言葉だと思ってますが、
これだけ普通に使われるようになったということは、
皆さん、そんなに嫌には感じてないんでしょうね。
今朝、関テレの「日曜報道プライム」の中で、
「インセンティブ」というカタカナ語が頻繁に用いられていました。
新型ウィルスのワクチン接種に関する話題で、
ワクチン接種のインセンティブってな言い方で、
どうやら、ワクチンを打つと得られる特典のことを意味しているらしいです。
インセンティブのあるなしや、その内容が、
ワクチン接種の社会的な広まりに影響を及ぼすといったような用いられ方がされてました。
インセンティブ、incentive 動機づけといったような意味ですが、
本来は、何らかの行動を呼び起こすための内的な刺激や動機のことを意味するはずです。
決して具体的なお土産のことではないはず。
新型ウィルス対応のワクチン接種のインセンティブは、
感染予防ないしは、発症予防のはずで、
注射の後のご褒美のアイスクリームではありませんよね。
でもこの言葉も、今後、おかしな意味が付与された形で広がっていくかもしれません。
みんな、おかしくないっすか。
それとも、僕が過敏過ぎるのかな。
ま、いいや、しばらく、観察を続けます。
いつもの合言葉です。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。