飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、お仕事の記録・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今年度に入って毎週火曜日は、
大学で講義動画の録画を行っています。
今日は、この楽しいのかしんどいのかよう分からん業務について、
報告し、記録を残そうと思います。
僕の勤務する大学では、
ある程度の登録者がいる講義型の授業は、
オンラインによる遠隔授業を行うことになっています。
僕の場合、
1週間のうち、2科目、3コマが相当します。
特に1科目、2コマは、登録学生数、260名ほど、
ふたクラスに分けたとしても、
感染拡大防止の観点から対面授業の実施は難しいでしょうね。
で、毎週、火曜日を使いまして、2科目、2コマ分の講義を行い、
録画して配信しています。
僕の講義では、画像をじっくり見てもらう関係で、
大きなスクリーンのある教室が割り当てられますが、
無観客録画用ライブ講義も、その大講義室で行っています。
オンライン講義といいますと、
いわゆるパワーポイントスライドに、
ワイプ窓を挿入して録画する形式もあり、
多分、日本中の殆どのオンライン講義を行っている先生方は、
その方法を採用していると思います。
僕はあえてパワーポイント+ワイプ方式はとりませんでした。
小さな窓の中で、PCの内臓マイクに向かってぼそぼそと語りかける、
しかもずーっと座りっぱなし、
僕のようなADHD気質の人間にとっては、
そんな環境の中で、真剣に講義を行うなんてことは、できません。
という訳で、とてつもなく能率の悪い方法で、
無観客一人ライブ講義を録画しています。
全部一人でやってます、ホンマに。
カメラのセッティングから、
PCのセッティング、
そしてカメラのオンオフスイッチまで、
一人でどたばたとコントロールしてます。
特にカメラのセッティングは、面倒くさいっす。
最近のビデオカメラ、小型で軽いのはいいのですが、
モニターも小さいので、
画面のフレーミングの調整に結構、時間がとられます。
だいぶ慣れてきたとはいえ、
三脚の調整とカメラのズームの調整で、神経と腰を使いますね。
そして録画を始めると、今度は時間調整です。
100分の講義時間の構成を考えながら、
声の力の入れ方、
アクションの取り方、
間の取り方、
ほぼアドリブですが、
しかしアドリブとはいっても、かなり気を使います。
午前中に30分の動画を3本、
そして昼食を済ませてから午後に同じく30分の動画を3本、録画します。
ホンマにヘトヘトになります。
対面での講義と違って、学生諸氏の即時的なリアクションがないのがつらいのですが、
たまに対面授業の合間に、好意的な反応を聞くことができると、
ヘトヘトになる対価が確認できて、うれしくなります。
多分、引退までのあと2年半、
この講義形式が続くでしょうね。
ライブパフォーマンス芸人としての本領を発揮し、
矯正引退までに出会う若者たちの記憶の中に、
しっかりと忍び込んでやろうと思います。
ちゃんと公的な仕事もしてますよ、ハイ。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。