僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

遠隔授業がもたらした出会い?

飲酒歴40年、断酒歴5年と5カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、仕事が絡むけど必ずしもまじめな話題とは言い切れない・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

皆さんもご存じだと思いますが、

昨年から大学の授業の多くが、

教室ではなく、オンライン接続を活用した遠隔授業で行われています。

もちろん、紆余曲折があり、

どうしても大学の教室で教師と学生が顔を合わせないとできない授業もあり、

また無駄に恰幅のいい?文科大臣の気まぐれ発言で右往左往している大学もあります。

 

いずれにしても、この1年半、大学で授業を担当する教師の殆どが、

様ざまなトライ・アンド・エラーに腐心してきました。

 

僕の場合、時々、報告していますが、

全担当科目5科目7コマのうち、

2科目3コマを遠隔、3科目4コマを教室で行っています。

 

遠隔で行っている2科目はどちらも講義科目で、

僕が一人っきりで無観客ライブを録画し、それをオンライン配信して、

学生には、毎回、簡単なレポートを送信させるという形で実行しています。

基本的には、学生のレポートには問題がない限り、返信はしていませんが、

ある講義科目を受講している一人の学生とは、ほとんど文通に近いやり取りをしています。

ある回のレポートから彼女は僕に対して音楽に関する質問を添えるようになり、

僕もまめに答えるようになりました。

今では僕の方も、彼女のレポートを楽しみにするようになりました。

 

その学生は、僕が総合監督を務めている対面の演習授業も履修しています。

その授業は、全1年生、240名を12クラスに分けて、

一つひとつの教室運営は外部講師に依頼し、僕は各教室を巡回しながら、

学生の様子を観察し、必要とあれば、声をかけています。

今日、その授業中、初めて、件のメル友学生と話をしました。

 

今日まで僕は、その学生がどの子なのか、認識していませんでした。

しかし今日は、外部講師の先生による出欠確認の際に彼女の存在を確認しました。

授業終わりに彼女の方から、メイルのやり取りをめぐって、初めて対面で声をかけてもらいました。

何か、逆ナン?してもらったような、でもホンマは僕の方からナンパしたような、

ちょっと不埒な気分を味わいました。

 

昨年度のはじめくらいには、オンライン授業の実施に対して積極的にはなれなかったのですが、

1年以上経過し、慣れとあきらめの蓄積の中で、新たな楽しみも見つけた感じです。

相変わらず、不良初期高齢者です、ハイ。

でも、生き延びるためには、どんなことも楽しまないとね。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。