僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

危険な季節

飲酒歴40年、断酒歴5年と5カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、これも季節だより?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

夏、

危険な季節の到来です。

いろいろな意味で。

 

おかげさまで僕自身の再飲酒欲求は、ほぼ、なくなりました。

 

酒なくして何の人生ぞ。

飲酒者の頃は、頑なに信じていました。

酒のない人生にいかなる喜びがあるのか。

 

でも今は分かります。

使用障害によって形成された依存状況を正当化するために、

精神と身体の両方が共謀して生み出した悪魔のような罠であることを。

そして今は確信しています。

酒のない人生の方が、はるかに豊かな時間を楽しむことができることを。

 

しかしそんな僕でも、今でも、ほんの一瞬ですが、

心が動かされる瞬間があります。

そして夏になると、テレビ放送がそんな瞬間を生み出す映像情報を映し出すのです。

それも大体、夕方の6時半を過ぎたくらいから。

 

ビールのCMです。

今でも、一日の活動の区切りの時間に、

ぷは~っとやる爽快さ、

覚えています、残念かつ悔しいことに。

 

夕刻からビールのCMが増えるのは、考えてみれば当然ですよね。

ぷは~っとやっているCMを見て、刺激を受けて購入してしまう消費者は、確実にいるでしょう。

 

実に危険です。

こんな危険な放送コンテンツは、もっと厳しく法で取り締まるべきです。

多分、どれだけ断酒修業が積み重なっていっても、

ビールのぷは~っに対する欲望は消えないかもしれません。

でも一線は超えません、

断酒者の矜持はしっかりと保ちます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。