僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

最後の日

飲酒歴40年、断酒歴5年と6カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、ちょっとしたメモリアル・デイ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕はピアニストであり、ヴォーカリストです。

ジャズピアノを弾き、ジャズのスタンダードナンバーだけではなく、

ポップスの名曲もオリジナルのアレンジを施し、

ジャズ・レパートリーとして歌っています。

 

ですが今日は、午後4時から7時過ぎまでのほぼ3時間、

ドラムスを演奏してきました。

僕がホストミュージシャンを務めてきた、

勤め先の近くにあるジャズクラブの最後のジャムセッション・デイでした。

 

ジャズクラブとして営業してきたこのお店、

昨今のパンデミックの影響を受け、営業方針を大幅に変更し、

ライブハウスとしての営業は当分、見合わせることにしたそうです。

 

今日は僕以外にもう一人、ホストピアニストが決まっていたので、

僕は最後の日のちょっとしたサプライズ、賑やかしとして、ドラムスを演奏しました。

これまでもパーカッション・プレイヤーとして演奏に参加したことは何回もありますが、

純粋にドラマーとして人前で演奏したのは今日が初めてだったかもしれません。

そして多分、今日が最後になるでしょう。

 

ジャズドラマーとしての演奏、なかなか勉強になりました。

いつもはリズムやダイナミックスをサポートしてもらう立場ですが、

逆の立場に立つことで、ジャズアンサンブルのさらなる深みを感じることができました。

参加していただいた皆さんには、

ピアノよりもええやんかといった、冗談交じりの評価もいただきました。

嬉しいような、でも少し複雑な気分でもあります。

 

このお店で演奏することは、当分の間、なくなります。

寂しいといえば寂しいのですが、

しかし個人であれ、集団であれ、人の世は常に変わっていきます。

きっとまた、新しい展開もあるはずです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。