僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

あらためて歳を取るということ

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、未だ何も分からず・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

1958年生まれの僕は、今、62歳、あとひと月半ほどで、63歳になります。

一応、公式の肩書もあと2年と少しで使用期限が尽きます。

まず間違いなく、人生の半分以上は過ぎたはずです。

 

たいがいの場合、これだけしつこく生きていると、

一つくらい、続く世代に伝えられるものがあるはずですが、

僕の場合、世代の違いを問わず、教わることばかりです。

 

もしかすると歳を取ったことによって、自分をじっくり観察することができるようになり、

欠点や伸びしろの種を指摘されても、積極的に受け入れることができるようになったのかもしれません。

若いころの僕は、それこそ師と仰ぐ人以外からの言葉は、

たとえ有益であることが分かっていても、受け付けませんでした。

 

大病を経験し、精神疾病と暮らすことになり、そして60の大台を過ぎてようやく、

青春の通過点をクリアできただけかもしれません。

くそ生意気だったはなたれ小僧は、数字の上での高齢者になってようやく、

人生のベーシックスキルの入り口にたどり着いたようです。

 

でも考えてみると、

何歳になったからこうならなければならないっていうのも、

大した意味はないかもしれないですね。

育ち方や歳の取り方には当然ながら個人差があるはずでしょうし、

遅かろうが早かろうが、進んでいることが大事なんでしょうね。

 

ごめんなさい、エライ抽象的な話で。

でも、今日のとある出会いの中で、考えたことでした。

レベル62、でもまだまだ発展途上です、厚かましくも。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。