僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日は業界噺

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、これもパンデミックの影響です・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

世間は、第6波の到来を確実視しながらも、

少しずつ、狂気の自警的生活から抜け出そうとしています。

揺り戻しを繰り返しながら、

治療薬が開発されたり、ワクチンの改善も進み、

何年かかかるでしょうが、もとの生活に戻れるでしょうね。

 

今日は、仕事嫌いのリスボンじぃさんにしては珍しく、

大学での公務でした。

最近の大学は、9月以降はずーーーっと入試ばかりやっていますが、

今日も入試でした。

今日は留学生を対象とした入試で、

受験生が持参した作品を見ながらの面接を中心に行います。

もちろん、受験生の大半は、中国からの留学希望者です。

 

新型コロナウィルス問題以降、留学生の動向は揺れ動きました。

昨年は、日本の大学への留学を希望し、

何とか学生資格を得てビザを確保したい留学希望者が殺到しました。

今年は、昨年よりも4割ほど、留学希望者が減っています。

ほとんどの留学希望者が大学入学前に在籍する、日本語学校の入学者が激減した影響です。

おそらく来年度は、留学希望者は、もっと減るでしょう。

 

日本の中小の地方大学の中には、

中国からの留学生を受け入れることによって経営が何とか成立しているところが少なくありません。

つまり来年以降、多くの中小の地方拠点の大学の学生募集停止、

すなわち大学としての倒産が増えてくると思われます。

 

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これまで大学業界は、経営面ではパンデミックの直接的な影響は受けてきませんでした。

しかしこれからは、ホンマに火の車状態の学校法人が現れてくることでしょう。

僕の勤務する大学がどうなるのかは、僕にはよく分かりません。

大変、無責任な言い方ですが、強制解雇がすでに決定していますので、あまり関心もありません。

 

僕があと10歳、若かったとしたら、

この試練の真っただ中で大学経営の中枢業務に関わることになったかもしれません。

そんな星の巡り合わせの中で断酒ライフを継続するのは、

かなりの難事業になることでしょう。

その意味ではラッキーだったのかもしれません。

 

今思えば、大学バブルがはじける寸前に就職できた30台の頃が、

一番、金回りがよかったようです。

まさか、歳とともに、収入が堕ちていくとは思いませんでしたわ。

でも断酒継続の清貧ライフ、思い切り楽しめてます。

なるようにしかならないでしょうから、

とりあえずと4,5年先のベストを見据えて行動していきましょう。

とにもかくにも、いつもの気合でしょうね。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。