僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

カタルーニャ問題

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、国際問題ではありません・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は少しばかり、衝撃(笑)の告白です。

 

話は先週の木曜日に遡ります。

木曜日は、火曜日と木曜日にオンライン公開する授業動画の撮影日にあてています。

今、僕が担当している講義科目は2つありまして、

それぞれ、「デザイン史概説」、「現代デザイン論」という講義名がつけられています。

 

「デザイン史概説」では、近代デザインという概念の成立過程について、

おもにヨーロッパの様ざまな運動を紹介しながら講義していますが、

先週の木曜日は、アメリカの建築がもたらした大きな影響について話すために、

世界中の大都市の建築風景について、

おもに高層建築の有無や密度を中心に解説しました。

 

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そしてその中で、バルセロナの風景も取り上げたのですが、

僕としては、カタルーニャの首都としてのバルセロナを紹介したかったのですが、

ついにカタルーニャという言葉が出てきませんでした。

というか、思い出せませんでした。

 

バルセロナについては、アントニオ・ガウディについて解説するときにも紹介しています。

ですからカタルーニャというボキャブラリーは、

僕の仕事用コーパスの中でも、取り出しやすいところにあるはずです。

しかし、しかし、思い出せませんでした。

 

今日も大学に行きましたが、帰りの車中でも、カタルーニャを思い出そうと記憶の糸を探り、

仕事用コーパスの中をこねくり回したつもりでしたが、

今日も出てきませんでした。

最後にはあきらめまして、スマホバルセロナというキーワードから何とか見つけ出しました。

 

これはショッキングな、記憶機能の衰えです。

WMS(ワシャー・メシクッタカノウ症候群、いわゆる認知症)では、

比較的新しい記憶を忘れやすく、古い記憶は割とよく覚えているそうですが、

僕の今回の症状は、かなり以前にインプットした記憶も保存状態があてにならないということで、

かなりヤバい事態かもしれません。

 

しかたないのかな~。

それともやはり、40年間の過剰飲酒は、

大脳のあらゆる領野を蝕んでいたのかもしれません。

後悔先立たずです。

 

しかし、今となっては開き直るしかないっすね。

とにかく、現有能力の保持に努めることにしましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。