僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

さようなら、そしてありがとう

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、ちょっと早すぎた・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

2011年3月13日、我が家にやってきたシュナプーのレディー、リリー。

今日、ちょっと短めの生涯を終えました。

 

車を修理に出した関係で、いつもより少し遅めに帰宅すると、

パートナーから突然「ゴメン」の一言。

何のことかよく分からずに、リビングの一角を見ると、

タオルケットの上にリリーが静かに身を横たえていました。

いつものだらっとしたお昼寝の姿でしたが、

背中をさすってもおなかをさすっても、何の反応もありませんし、

身体もなんとなく固く、冷たい感じでした。

 

午前中はパートナーもパート仕事に出ていたのですが、

彼女が昼過ぎに帰宅し、獣医さんのもとに連れていき、

いくつかのアドバイスをもらって帰宅して、プリンを美味しそうに食べた後、

息遣いが急に荒くなり、やがて召されたそうです。

パートナーが看取ってくれたことがせめてもの救いです。

 

特別な思い出があるわけではありませんが、

10年半の月日を振り返ろうとすると涙が止まらなくなります。

 

僕たちが出会えて10年半の一緒の時間を過ごすことができたのは、

単なる偶然かもしれませんし、でも、とんでもない奇跡だったかもしれません。

 

リリー、奇跡の10年半をありがとう。

そして安らかにお休みください。

 

僕はまだまだ生き続けます。