僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

久々に眺めた琵琶湖

飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、僕の見てきた空の色・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は朝から切れ目なく、業務をこなしてきました。

 

5時少し前に起床しましたので、まずはピアノの練習。

そして朝食等の朝のルーティンを済ませ、8時少し前に自宅を出発し、

大学に到着したのが8時20分。

 

8時30分から10時までは、1年生向けの演習科目の教室巡回指導、

そして10時から約1時間ほど、教授会に出席しながら、学生への返却物のチェックの内職。

11時からまた1年生の演習科目の巡回指導を行いながら、途中、

研究室でいつもの女子ランチ(パン、フルーツ、野菜ジュース、チーズ)を取り、

12時30分から、別のミーティング。

 

今日は3時から2コマ続きの講義を予定していたので、

1時過ぎからその準備と、昨日録画した講義動画のパソコンへの移動。

そして3時から途中、2回ほどの休憩をはさみながら、6時半まで講義。

 

終了後、薬局で予約していた処方薬を受け取り、帰宅すると、7時半。

先程、夕食と入浴を済ませたという具合で、実にまじめな一日でした。

 

とはいっても、合間、合間に少しはのんびりする時間もありましたが、

そのちょっとした休憩時間中に、久しぶりにじっくり琵琶湖を眺めました。

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僕の生活の中で、琵琶湖を眺める時間は、特に珍しくはありません。

自宅のリビングからも見えますし、通勤の際も、

大学に向かうときは、左手、自宅に戻るときは右手に琵琶湖を眺めながら、

クルマを転がしています。

 

でも今日、久しぶりに眺めた琵琶湖は、僕の人生のある時期を象徴する景色でした。

 

僕の勤める大学には、プラン(平面図)が楕円形をしている、変わった建物があります。

僕の授業の半分以上は、この楕円形の建物中にある講義室で行います。

そしてこの建物の2階部分には、周回できる、開放的な通路があります。

その通路から琵琶湖の南部を眺めることができます。

 

今日はホンマに晴天に恵まれていました。

そして青空の下に広がる琵琶湖を眺めたのですが、

この景色は僕がまだ、大学のために働くことに熱意を失っていなかった頃、

つまり、関西圏の美術志向の高校生にうちの大学を志望してもらうための営業活動に熱心だったころ、

大学見学に来てくれた高校生たちを一番最初に案内した場所でした。

 

みんな、ここから琵琶湖を眺めることで、琵琶湖からエネルギーをもらえますよ、

先輩たちも琵琶湖の息吹を感じながら勉強している、

ここの大学はそんな学校ですよ。

 

そんなふうなセールストークを何十回としました。

 

でも今は、大学全体の中で、主要な業務からは外され、

大学の営業活動の最前線に送り出されることもなくなり、

完璧に窓際におかれています。

窓際族であることに対して、快適であると感じるとともに、

一抹の寂しさも感じています。

 

今日眺めた琵琶湖と、そして空の抜けるような青さは、

一人の組織人としての僕の盛衰を象徴していました。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。