僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ソウルの冬は寒かった

飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、体内暖房という危険・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

ちょっとこのところ、日本に暮らす中国人の姉妹がやっている YouTube チャンネルにはまっています。

中国語も日本語も堪能な二人が、中国と日本の生活や文化の様ざまな違いについて、

キャッキャと話をする、他愛もないといえば他愛もない、チャンネルですが、

彼女たちがかなり田舎くさい関西弁で楽しそうに話をするので、

結構、楽しんでいます。

 

彼女たちの中国の故郷は、黒竜江省ハルビンで、

ハルビンといえば、ロシアにも近く、そして北朝鮮よりも北側にある、

冬場の厳しさは世界でもトップレベルの、寒い街のようです。

 

ハルビンを始めとする、中国東北部の飲酒習慣について紹介されていましたが、

相当、アルコール度数の高い酒が好まれているそうです。

寒い土地では、手っ取り早く体を内側から温める方法として、

強めの酒に頼る傾向があるような気がしますが、僕の印象は間違っているでしょうか。

ロシアのウォッカなんかはその典型のような気がしますが。

 

以前に、僕たち、朝鮮・韓国民族には、アルコール使用障害当事者が多いのではないかと書きましたが、

ふと、10年前に初めてソウルを訪れた時のことを思い出しました。

2月の一番、寒い時に訪れたソウルは、

ホンマに寒かった。

寒いというよりも空気が痛いといった方が、正しいような感じでした。

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韓国にも強い酒はあるようです。

現在では、アルコール度数の低めのマッコリが韓国の酒の代表のように思われていますが、

韓国のハルボジやハルモニたちは、もっと強烈などぶろくを、

グイっとあおっていたような記憶があります。

 

深いうまみを秘めた辛さと、強烈な強さのアルコール、

ここに海産物由来の出汁のうまみを加えると、

韓国の食文化のエッセンスができ上るような気がしますが、

この味覚の嗜好性と、冬の痛いほどの寒さ、

そして恨の気もちを隠さない民族性のコンビネーションが、

朝鮮半島のアルコール依存文化を作っているような気がします。

全くの独断ですが。

 

でも今は、断酒ライフ、まっしぐらです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。