僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

別に引っかけようとしたわけではなかったんですが・・・

飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、若者は今も昔も・・・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

f:id:skyoflisbon:20211117202950j:plain

 

今日はまた、大学の授業の裏話です。

 

僕は今、勤め先の大学で、5科目7コマの授業を受け持っています。

そのうちの2科目3コマをオンライン授業として展開していますが、

僕のオンライン授業は、

僕が誰もいない教室で無観客?ライブ授業を行い、

その様子をホンマに僕一人で、定点カメラで撮影し、

一切の編集も加えずに、YouTube で配信します。

そして学生には、

1回の講義につき、200字程度のミニレポートの作成と送信を課しています。

 

何とかライブ講義の面白さを伝えたいということで、

1年半の紆余曲折を経てたどり着いた方法です。

 

録画は、配信までの過程で起こり得るトラブルの可能性を考えて、

30分づつ、3回に区切って行っています。

そして大抵の場合、ミニレポートの課題は、3本目の最後に提示します。

 

YouTube で配信していますので、学生たちの視聴動向がはっきりとわかりますが、

ある時から、奇妙な動向に気がつきました。

1回の授業動画を構成している3本のうち、3本目の視聴回数が明らかに多いのです。

 

善意に解釈すれば、

3本目の動画に1回の講義の山場が来ることが多いので、

より深く講義内容を理解したいという学生たちの思いが反映された視聴動向なのかなとも思います。

しかし悪意に解釈すれば、

講義の内容はどうでもよく、

ミニレポートの課題だけを確認したいという学生たちもいるのではないかと疑うこともできます。

 

そこで今回、少しだけ趣向を凝らしました(って程ではないですが)。

一つの授業動画で、ミニレポートの課題提示を2本目の動画の途中で行い、

3本目は講義だけを行うという構成を取りました。

 

結果は予想した通りでもあり、また残念なことにもなったのですが、

ごく一部の学生のミニレポートは、

全く的外れの内容を書いていました。

これらの学生諸君は、明らかに1本目と2本目に収められた講義を視聴していませんでした。

 

考えてみれば、学生ができる限り楽な方法で成績をゲットしたいと考えるのは、

昔から変わらない、ありがちな傾向です。

そして僕も学生の頃には、

苦手な科目や、あまり興味のもてない科目に対しては、

似たような態度で臨んでいたことも事実です。

 

とても残念なことですが、

留学生たちにこのような態度で授業に臨む学生が多いのが実情です。

これらの若者たちに対しては、

シラーっと不合格の認定を与えるのも一つですが、

さてどうしましょう。

1回くらいは、警告のメッセージを送りましょうか。

若者たちの経験値を高める機会を提供するのが、僕たちの役割の一つですからね。

 

そんな毎日を送っています。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。