僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今年も出会いがたっぷり

飲酒歴40年、断酒歴5年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、僕の仕事の静かな醍醐味・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

一昨日、報告しました、僕が展示計画を担当している展覧会、

今日、初日を迎えました。

 

滋賀県内の障害者を対象とした公募作品展、

作品審査は、現代美術作家や美術館学芸員等の専門家にお願いしていますが、

後の展覧会実行ワークチームは、僕も含めて、展覧会の専門家ではありません。

したがって開催前日までにしっかりと準備を完了させたつもりでも、

いざふたを開けてみると、いろいろと細かいトラブルが見つかります。

ですので毎年、初日だけは、大学の授業を休ませてもらって、会場に詰めるようにしています。

f:id:skyoflisbon:20211203185918j:plain

会場も展覧会専用のスペースではありませんので、いろいろな工夫が必要になります。

 

でも今年も無事、開催にこぎつけました。

 

f:id:skyoflisbon:20211203190202j:plain

今年も素敵な作品がてんこ盛り!

 

今日は開場の10時から3時まで会場に滞在し、

時に見に来てくれた方と会話を交わして過ごしました。

 

この展覧会のお客さんで特徴的なのは、

福祉関係の施設の皆さんが、何人かのグループで見に来て下さることです。

多くは、入選した仲間の作品を見に来られる皆さんです。

そしてそんな中には、

20年ほど前から、知的障害児・者の造形活動サポートに取り組んでた僕にとっても、

懐かしい顔が混じっていることも少なくありません。

僕がまだ若かったころに出会った皆さんも、

当たり前ですが、同じように歳を取っていました。

 

それから、たまたま会場の近くを歩いていたら、

会場内のいくつかの作品が見えて、気になって入ってきたという、

一見さんも来られます。

そういう皆さんには、僕の方から語りかけ、

障害とともに暮らす仲間たちのワクワクするような取り組みについて紹介します。

大事な仲間たちのことについて、多少なりとも社会に向けて発信している一助になっているのであれば、

過分に嬉しく、また誇らしくも思います。

 

仲間たちと再会できたり、新たな仲間を開拓できたり。

展覧会の意義って、案外、こんなふうな出会いの中にあるのかもしれません。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。