僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今年の研究を振り返る?

飲酒歴40年、断酒歴5年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、今年を振り返る?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は12月30日、昼過ぎに2時間ほど買い物に出た以外は、ヒッキー君でした。

今日も今年を振り返るシリーズ、仕事編、研究の部です。

 

正直なところを告白しますと、

今の僕は研究活動に対する情熱をかなり失っています。

昨年の新型コロナウィルス騒動以降、

いろいろな場面での社会活動が制限されてきたことがその理由の一つです。

僕の研究の柱の一つであった、

障害者福祉施設でのアート・ワークショップ活動は、

この2年間、全くできませんでした。

 

大学での勤務双六の上りが目前に迫っていることも、

僕の情熱が薄くなったもう一つの理由です。

そして僕の人生の重点を音楽活動にシフトし始めたことも、

大きな理由でした。

 

そんな訳で2021年の研究者としてのリスボン君は、ほぼ、開店休業状態でした。

まとまった成果は全く上げていません。

 

もちろん、全く何もしなかったわけではありません。

昨年からのパンデミック騒動の中で、いろいろなことを考えました。

特にこの日本という国が抱えている社会の特殊性については、

新たに批判的な視点を獲得することができました。

 

どうやらこの国は、相対的多数に対して、過度なヘゲモニーをもたせてしまう特性があるようです。

マスク警察を始めとする、過度の集団相互監視体制は、

どうも日本社会の、良くも悪くもユニークな特質のようです。

 

今となっては奇跡にも思われる昭和40年代の高度経済成長も、

一億総社畜人生がもたらした成果だったかもしれません。

 

僕にとって今年は、

在日コリアンディアスポラとしての自覚を獲得した年でした。

在日コリアンディアスポラは、圧倒的少数者ではありません。

しかしその存在は、日本社会の中でなんとなく黙殺されていますし、

そして当事者たちの意識も決して高くはありません。

しかし見えない、あるいはその姿がとらえにくい少数者の問題は、

決して小さくはない。

 

僕たち、薬物使用障害当事者も、

アイデンティティーを可視化しにくい少数者かもしれません。

 

知的障害者に対する共感的な感覚から始まった僕の学術的好奇心は、

当事者視点を一つの軸足とした、なかなか定まった形式をとりにくい、

わがまま勝手ではた迷惑な冒険へと向かっていきそうです。

そしてこの冒険は、僕の音楽活動とも結びついていきそうな予感がしています。

 

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世界には、決してマジョリティーにはなれないし、ならない人びとが暮らしています。

僕は今年、

自己を偽ってまでもマジョリティーを目指すことがいかに滑稽なことであるかを知りました。

せっかく二度目の人生を許された以上、思い切り素直に生きてやろうと思います。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。