飲酒歴40年、断酒歴6年、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、たまにはマジメに?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
2月26日の土曜日なんですが、
久しぶりに研究者らしい仕事を頂戴しています。
近くの自治会連合会が主催される人権研修会での講演を依頼されました。
実は同じ組織からの講演依頼はこれで2回目です。
最初のご依頼は、障害者福祉の問題について語ってほしいということで、
僕の得意ネタ?でもある、障害の社会モデルの基本的な考え方をお話ししました。
今回のご依頼は単発のご依頼であった前回と異なり、
今後、何年かにわたってシリーズものとして講演してほしいということで、
少しばかりハードルが上がったような気もしますし、
逆に毎回、定まったテーマについて掘り下げることもできるので、やりやすいような気もします。
どうなんでしょうね。
今回は、「フツーを信頼し過ぎる僕たちの危うさ」というタイトルで、
標準や正常といった、一見常識的な価値基準の深層に潜んでいる、
根拠なき差別感情の源泉になりがちな僕たちの社会のマインドセットについて語ろうと思っています。
特に、性的少数者、外国人、そして障害者に対して、
日本の多くの社会集団がもってしまう差別感情の由来とその危うさを取り上げる予定です。
今年度の大学の授業関係の仕事が一段落つきましたので、
今日からこの講演の準備に着手しました。
まずは性的少数者の問題に関する生物学的な知見の最先端を確認することから始めましたところ、
大変、興味深い資料に出会えました。
写真は、現在、スイスのベルン自然史博物館で開催されている、
" Queer - Diversity is in our nature "
「クィア 多様性は私たちの本質の中にある」というタイトルの展示会の一部です。
このベルン大学の生物学の研究者が企画した展示会は、
生物における性の多様性が、実は希少なことではなく、
大半の生物にとって当たり前のことであることを展示しているということで、
今回の僕の講演にとって大変、心強い参考資料を提供してくれることになりそうです。
まずはこの展示会のホームページをじっくり読み込んでみようと思ってます。
ただこのホームページ、ドイツ語で書かれているので、
少しばかり難儀しそうですが、ドイツ語にも久々に挑戦しましょう。
久しぶりにチャレンジ・スピリットが湧いています。
一度、ボケかけた脳みそにムチを入れなおして、仕事にかこつけて若返りを図りましょう。
断酒ライフは、元気いっぱい前向きライフを約束してくれます。
ご機嫌さんで継続あるのみ!