僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

38 万キロ

飲酒歴40年、断酒歴6年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、20世紀はまだ死なず・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

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本日、僕の長年の相棒、

トヨタカローラワゴン1995年式が、総走行距離、38万キロを達成しました。

1995年7月に購入しましたので、27年8カ月、こいつとともに過ごしてきたことになります。

エンジンは1500㏄、DOHC EFI

現在でもリッター燃費、冬場で17キロ、夏場では19キロをたたき出す、優れものです。

 

ナンバープレートも、〈滋賀59の××‐××〉といった具合で、

登録事務所の後の番号が今時貴重な?2ケタです。

さすがにこの頃は2ケタナンバーを目にすることはないですね。

 

もちろん、27年も乗っていると、いろいろと部品を交換しています。

最近の大きな交換では、ブレーキディスクを交換しましたし、

それなりの出費を必要としています。

 

おそらく多くの方が、買い替えないのかと思われるでしょうね。

たしかにメンテナンスコストが発生しています。

しかし自動車のように、本体も高速で運動し、

構成部品同士の相互運動も多い機械であれば、

メンテナンスコストが発生するのは当然です。

 

なぜ、買い替えないのか、

二つ理由があります。

 

一つ目。

毎年のように部品交換コストが発生します。

しかしそのコストは、快適に使い続けるための当然のコストであり、

コストパフォーマンスの観点から考えれば、十分に合理的な範囲で収まっています。

納得のコストです。

 

二つ目。そしてこちらの理由の方がより重要です。

最近のクルマに乗りたいとは全く思えません。

たまに代車を借りることがあります。

代車を運転すると、最近のテクノロジーの進歩を実感しますが、

しかし、そのテクノロジーの大半が、

道具としてのクルマを道具として使いこなす楽しさをなくしていく方向で進化しているようです。

 

僕のカローラ38万キロ君は、ミッション車ですが、

ミッション車の運転、面白いですよ。

 

僕は、僕の身体的感覚、道具的な感覚の延長線上にある道具を使っていきたい。

デジタル機器のように、デジタル回路による演算を経由する機械に囲まれたくはありません。

 

多分、僕の抵抗意識は、もうほとんど、博物館行きでしょうね。

時代に乗り遅れていることは理解しています。

でも僕は僕の感性を売り渡したくはありません。

めんどくせぇ、昭和の遺物(汚物?)であり続けることを選びます。

 

カローラ38万キロ君、ちゃんとメンテするから、これからもよろしくね。

 

そして断酒ライフの継続で、僕自身もメンテし続けます。