僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

6年と2カ月

飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、少し見方を変えて・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本日をもちまして、断酒歴が6年と2カ月まで伸びました。

特に切りのいい日数でも、特別な意味をもつ記念日でもありませんが、

めでたく月例日を迎えることができたことを報告します。

 

飲酒欲求はほぼ、ゼロになりましたが、

未だに断ちがたい未練があるとすれば、

やはりビールの最初の一杯ののど越しです。

何故かノンアルビールでは代替品になりません。

 

飲酒者の頃の僕は、

ビールを酒とはみなしていませんでした。

というか、ビールでは、アルコール飲料の本来の目的は到底、達成できないと考えていました。

ビールで酔っぱらおうと思ったら、

おなかがぽっちゃんぽっちゃんになり、

何度もトイレとの往復をこなさなければならず、

効率の悪いこと、この上ない、半チクな酒と思っていました。

 

飲料としてのビールの魅惑度は、

断酒者になっても否定できません。

もちろん、誘惑に負けることはありませんけど、

6時以降に解禁される、ビールのCMは、目の毒ですわ。

 

6年前といえば、もちろん断酒ライフへの入門の年でもあったのですが、

同時に、肝硬変で衰弱しきった体を回復させるための生活のスタートの年でもありました。

 

退院してしばらくは、

立ち上がること、ゆっくり歩くことも含めて、

全ての動作が緩慢で不安定でした。

ひと月ほどは、車の運転もできませんでした。

 

2016年の2月の下旬に退院し、

6月までは、休職扱いになりました。

7月から授業にも復帰しましたが、

授業の中で学生たちと簡単な会話を交わすだけでも、かなり消耗しました。

やはり、基本的な体力がかなり落ちていたのです。

 

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体力回復のために、退院後、しばらくしてから、

ワン姫チャマとの朝のウォーキングを再開しましたが、

最初の頃は、とんでもなくゆっくりと歩いていました。

秋口くらいに、散歩中に出会った近所の方に、

以前よりも普通に歩けるようになりましたねといわれ、

体力の回復を指摘していただき、嬉しかったことを覚えています。

 

今では、健康診断の数値も優等生並みになり、

毎朝のトレーニングのおかげもあり、腹筋の6パックもほぼ完成しました。

僕にとってこの6年2カ月は、

断酒ライフ入門の時間であったと同時に、

病気からの恢復と、体力の回復のための時間でもあったようです。

 

これからも感謝を忘れずに断酒ライフをひたすら継続します。