飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、ちょっとだけ変化の予感・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
4月は、人前で演奏する機会を4回、予定しています。
全て違うお店です。
ただし4回ともジャム・セッションのホスト・ミュージシャンとしての参加です。
4回のうち2回のお店では、これまでも何回かホストを務めてきましたが、
2回のお店では、全くの初めての挑戦です。
セッションのホストを任せていただけるということは、
かなり手前味噌な言い方になりますが、
ミュージシャンとしてある程度の技能と経験を認めてもらえている証にもなります。
僕はミュージシャンとして活動するにあたって、
僕にしかできない演奏を常に目指してきました。
誰かのマネ、あるいはプロミュージシャンの演奏を忠実にコピーした音が求められているのであれば、
CD等のすでにパッケージ化された音源を再生すればいいだけの話です。
わざわざライブ演奏をすることの意味は、
やはりその時限りの1回性や、演奏家のオリジナリティーに求められるべきでしょう。
僕は演奏の1回性と独自性に対しては強いこだわりをもってきました。
今でもそのこだわりは変わっていません。
でも最近は、自分だけのオリジナリティーを尖らせることと同時に、
その場で出会った人びと、共演者やリスナーの皆さんとともに、
その場限りの貴重な経験を共有することも大事なことだと感じてきました。
そしてそのためには、オリジナリティーを研ぎ澄ますことだけではなく、
多くの人に受け入れてもらえる、よい意味での共感性をキャッチし、
そして放射することも、重要な技能であると思えるようになってきました。
ジャムセッションのホスト・ミュージシャンには、
この共感性をキャッチし、そしてその場に顕現させる能力が必要になります。
単に演奏家としてのテクニックがあるだけでは、不十分なのです。
新たなチャンスを今後の活動にも生かせるかどうかは、
つまり再び、ホストとしての活動をゲットできるかどうかは、分かりません。
でもせっかくの機会なので、この小忙しさを思い切り楽しもうと思います。
そして願わくば、新たな出会いの在らんことを。
小忙しい断酒ライフ、ありがたく迎えます。